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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦時中の日本を伺わせる作品,
By 匿 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 偉大なる夢 (江戸川乱歩文庫) (文庫)
「偉大なる夢」-戦時中の作品を伺わせる作品。工学博士・五十嵐氏の偉大なる夢を失敗させようとする「スパイ」。犯人とラストには驚嘆した。また、途中実話と思われるアメリカ軍の空襲に関する記載されている。 「断崖」-乱歩らしさは皆無。 「凶器」(「兇器」)-犯人は見当がつくが、トリックはおもしろい。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
軍国主義の影響があるが、やはり乱歩は変わらない,
By のじり (埼玉県春日部市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 偉大なる夢 (江戸川乱歩文庫) (文庫)
この長編は乱歩の作品の中でかなり後になって読んだ。というのもこの作品は戦時中の発表で、当時の軍国主義を肯定しており(特に第二章)なかなか出版されなかったから。 乱歩自身、再販されることはないだろうと思っており、同じトリック(犯人が犯行の目撃者となる)を戦後の月と手袋に再利用している。 読んでみると、なかなか楽しい。世相が現れた部分は仕方ないとして、他の部分は乱歩らしい飛躍があり、これもまた楽しい作品だ。
5つ星のうち 5.0
私にはいつも新鮮な乱歩,
By 貧ちゃん (北海道紋別市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 偉大なる夢 (江戸川乱歩文庫) (文庫)
戦時中に、しかも戦争そのものを題材にこれだけのエンターテイメントを書けるなんて乱歩の筆力は、やはり素晴らしい!乱歩の古さを感じさせない普遍性を他の作品同様に味わい楽しめた。 今の私でさえわくわく楽しみつ読んだくらいだから、当時の読者もさぞや胸躍らせて読んだことだろう。残念ながら、連載を終えた翌年、敗戦となり日本の「偉大なる夢」はまさしく夢と消えてしまったが、作品自体の躍動する文体(文態、とも造語した上表現したい)は今なお私の胸を打つものがある。
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