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33 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
私にとっては最高傑作でした,
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レビュー対象商品: 偉大なる、しゅららぼん (単行本(ソフトカバー))
基本的には青春SFギャグ小説。人知れずサイキック能力を持ち、ひっそりと城(本物の城ですよ、あーた)に住む一族がいた。そのサイキック能力を私欲のために使い、滋賀県で権力をほしいままにしているのが日出一族であり、視点人物「涼介」が能力ありとして本家に迎え入れられるところから本編がスタートする。だが、日出のサイキック能力には、致命的な副作用があったのだ。そして、不幸にもライバル一族さえいたのだ。 このまた副作用が冗談のようなものなのだ。しゅららぽんって…。 赤い詰襟で船で通う高校生なんて、ギャグが突き抜けすぎてスペってまっせ、マキメはんっ! 序盤は何のことやら仕組みがわからなくて、とにかく読み進めました。半分くらいで、なーるほどと、いろんなセリフが整合性を持ってきます。 一族を揺るがす大事件が起きるあたりから急展開。滋賀県のごく一部だけで普及率百パーセントというボードゲーム「カロム」は、本筋にあまり関係ないものの、事実ですよ。 なんといっても物語の収束が完璧だ。物語の初めと終わりでは、事件が終わってほとんど元に戻っている。でも決して同じ世界ではない。何かが取り戻され、何かが失われている。世界というのはそういうものだ。決してただ単に元に戻るなんてことはない。 そして、描かれないラストシーン。描く必要のないラストシーン。 蛇足だが、彼がいるからには、彼女だっているはずだ。 完璧だと思います。
28 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
あまり『舞台』を生かし切れていないような….,
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レビュー対象商品: 偉大なる、しゅららぼん (単行本(ソフトカバー))
『小説すばる』において,10年05月-11年04月まで連載されていた作品になります.ファンにはおなじみの,ありそでなさそでありそな(?)近畿地方が描かれており, 京都,奈良,大阪に続いての舞台となるのは滋賀.鍵を握るのはもちろん琵琶湖です. 物語は,プロローグから気になることをチラつかせながらもすぐにすべては見せず. これに著者お得意の不思議な世界観が加わることで,先へ先へという期待を煽ります. また,一人称視点での進行やコミカルなやり取りもあって,読みやすい印象を受けます. 反面,いがみ合う名家や琵琶湖が…など,ありがちな流れに感じられる部分もあり, 『不思議な力』を使う人たちの物語ため,都合がよすぎるような展開があるのも事実. 特に最後の問題を解決した『力』については,結末までを含めて好みが分かれそうです. ラストもそれまで漂っていた雰囲気から一転,明るさの残るものではありましたが, あまりに予想通りとなるため,予定調和なのかもしれませんが物足りなさが残ります. 他にも,思わせぶりに描かれた大物たちはもう少し物語に絡んでほしかったですし, どうも物語の『軸』が見えづらく,かといってエンタメにしては少しばかり冗長で…. 青春小説的なニオイは楽しめますが,あまり舞台を生かし切れていないように感じます. なおあとがきはなく,書籍化にあたっての改稿などにも触れられていませんでした.
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
滋賀が舞台,
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レビュー対象商品: 偉大なる、しゅららぼん (単行本(ソフトカバー))
京都、奈良、大阪ときて今作の舞台は滋賀。物語は古くから伝わる神秘的な力をめぐるどたばたに主人公が巻き込まれて成長するという、万城目作品らしいストーリーです。話のテンポがよく、映像的な描写だったのでかなり楽しく読めました。 滋賀出身なので、駅前の描写(彦根駅前そっくり)やカロムが出てきたところで思わずニヤニヤしてしまいました。 万城目作品は映画化・ドラマ化されているので、これも映像化に期待です。ロケはぜひ彦根で。
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