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日本では生産できない生糸や朝鮮人参が輸入不可となることを幕府は恐れていた。そのため対馬藩に朝鮮との交流ルートを作らせ、便宜を図っていたのだ。対馬藩は倭館と呼ばれた一種の出島を朝鮮に作り、私貿易を行い莫大な利益を手にしていた。
国内の銀枯渇により流通銀貨の質を下げざるを得なくなっても、幕府はなんと品質の良い貿易用銀貨を特鋳、朝鮮貿易のパイプを維持しようとした。そんな歴史の真実が垣間見える書である。