「人道的介入」に興味を持っている人には、是非とも読んで欲しい本である。冷酷な独裁者による大量虐殺に対して、果敢にも倫理的な外交を行い、「人道的介入」を行ったイギリスの元首相「トニー・ブレア」の栄光とイラク戦争での挫折を描いている。外交とは、国益を第一に考えるのが当たり前であるとされている。しかし、ブレアの倫理的な外交は、「人間が人間として、普遍的な正義を貫くこと。(無垢な市民を虐殺しない事や女性を強姦しないなど)」を重視した外交となっていて、私は共感を強く持てる。ブレア首相の人間性を知る上でも楽しい本になっている。著者には、「どんな読者にも、わかりやすく、面白く読ませる文章力」があり、とても面白い本になっている。