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借金1兆円を10年で返した リクルートの現場力
 
 

借金1兆円を10年で返した リクルートの現場力 [単行本]

井上 功
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

これはタイトルにある通り、リクルートの「現場力」に関しての本です。バブル崩壊以降の10余年で1兆数千億円もの借金を返済してきたリクルートの現場力を、PDCA(PLAN、DO、CHECK、ACTION)とその前提となるBASE(組織基盤)のフレームに則って、自己分析しています。僕はリクルートの現役の社員であり、その意味で近視眼的なところもあるかもしれませんが、リアルなエピソードや過去の制度の詳細をできる限り紹介しています。単なる合理的ではない、いわば「人間合理的」なリクルートの現場のエッセンスを感じて頂ければ幸いです。そして、読後是非ご感想を頂ければ幸いです。

内容(「BOOK」データベースより)

一兆円もの借金を十年余で返済し、儲かる新規ビジネスを次々と生み出すリクルート。その非常識なまでの活力は、どこから生まれてくるのか?ポストカリスマ経営のカギを握る「現場主義」の秘密を、現役社員がはじめて明かした話題の書。

内容(「MARC」データベースより)

1兆円もの借金を10年余で返済し、儲かる新規ビジネスを次々と生み出すリクルート。その非常識なまでの活力は、どこから生まれてくるのか? ポストカリスマ経営のカギを握る「現場主義」の秘密を、現役社員が初めて明かす。

出版社からのコメント

リクルート事件で創業者の江副氏が会社を去ったあと、リクルートには1兆5000億円もの有利子負債が残された。ところが、バブル崩壊後の10年という最悪の環境下で、同社はこの巨額の借金を1兆円以上返済する。脅威的な回復の原動力となったのは、トップによるマネジメントではなく「現場」自らのパワーだった。
本書では、この「自律型・現場マネジメント」の秘密を、リクルートの現役最優秀営業マンである著者がすべて明かそうというもの。個々の社員が自発的に仕事を生みだしていく現場の様子は、指示待ち人間を抱えて悩んでいる組織にとって非常に参考になる。

著者からのコメント

バブル崩壊以後、国富を数百兆円も失ってきたこの一〇年余りに反するように、リクルートは毎年着実に借金を返済してきた。なぜそんな非常識的なことができたのか?その問題意識が僕の中に生まれたのは二一世紀への代わり端、二〇〇〇年前後のことだった。僕の耳に、お客さんからこんな言葉がよく入るようになった。
「リクルートの人はどうしていつも元気でよく働くの?」
「なぜリクルートは新規事業が産まれるの?」
「なぜリクルートの女性は活躍をしているの?」
「リクルートの人は儲け上手だねぇ」。
そして一番印象に残っている問いが「どうやったらこんなスピードで借金が返済できたの?」だった。
この時期、iモードの考案者である松永真里氏に代表されるリクルート卒業生の社会での活躍もあり、マスコミが取り上げる機会が増えたこととも重なって、世間の注目が少なからずあった。こう書くととても不遜に思われるかもしれないが、実際社内にいるよりも社外―特にお客様―からの質問・疑問が多かった。社員である自分にしてみればそれほど気にすることでもない些細な事象が、社外の方々にはとても興味があったのだろう。特に顧客企業の経営者からは、借金の返済の事実とその原動力・秘密に関してよく訊かれた。
昔からリクルートは、元気な会社というイメージはあったし、それを地でいくエネルギーやバイタリティがあった。僕が入社した一九八六年は平均年齢二四歳のほとんど学生サークルのノリの会社だった。現在の社員の平均年齢は三四歳。以前の若さはかなり陰を落とし気味かもしれないが、リクルートには何かがある。それが「なぜ一兆円の借金を返済することができたのか」という問題意識のきっかけとなった。

その答えを一言でいうならば、「現場力」ではないだろうか。

本書では、リクルートで現役かつ現場の最前線で仕事をしてきた人間が、何を感じどう行動してきたのかを書きたい。そこには大袈裟かもしれないが、個人の仕事の在り様が潜んでいると思えてならない。リクルートというプラットフォームはとても特殊かもしれないが、そのうえで仕事をしてきたのはごく普通の人たちだ。そのひとりとして、リクルートの非常識さとある種の合理性、またリクルートの現場力、事業マネジメントの流れやそれを支えるさまざまな組織風土について考えてみたい。とりわけ現場の個々の社員の力が、自然と発揮される現場力について焦点を当てたい。
当事者なので変な思い込みや過度の思い入れもあるかもしれない。しかし、リクルートが企業改革に成功したのは、個を基盤とした現場マネジメントの力が発揮されたからであり、正にこれは日本自体で進めなければならない改革であると思えてならない。リクルートは、評論家のように述べるのではなく、自ら主体者として変革を進めたからこそ変われたのだ。同じように日本が変わることができるとすれば、やはり個が基点となるのは間違いない。個の力を基にした現場力。ヒントはその中に根差しているだろうし、普通の人びとの集まりであるリクルートならなおさら何かが掴めるかもしれない。これはそんな改革の場に存在している自分自身に対する振り返りでもある。

リクルートを題材に現場マネジメントについて記すなかで、当然のことながらさまざまなリクルートの制度や仕組みについて言及することになる。ただ、リクルートは現在進行形だ。書かれた内容と最新の状況とが必ずしも一致しないことをあらかじめお断りしたい。特に人事制度に関しては日々イノベーションしているので、違和感が生じる可能性がある。また、本書はあくまでも現場の視点で書いているので、全体を俯瞰していない点があることも重々承知のうえである。現場に身を置いてきた一人の人間の感覚として読み進めていただければ幸いである。

著者について

株式会社リクルート HCソリューショングループ エグゼクティブマーケティングディレクター

1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。
1986年4月リクルート入社以来、新卒採用領域、中途採用領域、人材開発領域での大手企業を中心としたソリューション実績多数。主に通信業界、戦略コンサルティングファーム、建設業界、電機メーカーなどの実績が多い。旧労働省(現厚生労働省)主管「雇用近代化モデル事業」の5年間に渡る建設雇用近代化の総合プロデュース(プロジェクト総額約20億円)や戦略コンサルティングファームのミッドキャリアポテンシャル採用のサポート、大手システムインテグレーターのヒューマンリソースプランニングのコンサルテーション、大手通信会社のインフロー領域でのモチベーションマネジメント、大手IT企業の分社/独立に伴う全社員意識改革プロデュースなどを行う。
2002年4月よりHCソリューション部を兼任、2003年4月よりHCソリューション部専任となり、顧客企業の人と組織に関する経営課題の解決に取り組み、現在に至る。

1997年、98年と連続でリクルート全社マネージャMVP受賞。
リクルートHR事業部でのナレッジ共有の論文受賞実績多数(10年間で7回入賞)。
以下の分野での多数の講演経歴あり。
テーマ1営業/マーケティング分野 
テーマ2リクルートの企業変革の変遷 
テーマ3リクルートの人事制度改革 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井上 功
(株)リクルートHCソリューショングループエグゼクティブマーケティングディレクター。1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。86年4月リクルート入社以来、新卒採用領域、中途採用領域、人材開発領域での大手企業を中心としたソリューション実績多数。主に通信業界、戦略コンサルティングファーム、建設業界、電機メーカーなどを担当してきた。代表的な仕事に旧労働省主管「雇用近代化モデル事業」の総合プロデュース、大手システムインテグレータの人員計画策定支援、大手通信会社のインフロー/インターフロー支援、大手IT企業の全社員意識改革等がある。97年、98年には連続してリクルート全社マネジャーMVPを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

抜粋

 本書では、リクルートで現役かつ現場の最前線で仕事をしてきた人間が、何を感じどう行動してきたのかを書いていきたい。そこには大袈裟かもしれないが、個人の仕事のありようが潜んでいると思えてならない。
 リクルートというプラットフォームはとても特殊かもしれないが、そのうえで仕事をしてきたのはごく普通の人たちだ。その一人として、リクルートの非常識さとある種の合理性、事業マネジメントの流れやそれを支えるさまざまな組織風土について考えてみたい。とりわけ現場の個々の社員の力が、自然と発揮される「現場力」に焦点を当てたいと思う。
(「はじめに」より)
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