1つ目はB/SとP/Lを上下に合体させて、何がどう動くと利益が増えたり減ったりするのか、箱図を使って説明していること。簿記の勉強をされた方なら決算整理前の残高試算表を思い浮かべたと思いますが、これを箱図にして表しています。こうすることで、利益はどことどこの差なのか、うまく表しています。また簿記を勉強している方にとっては、簿記一巡についても分かるようになるのではないかと思います。
2つ目は仕分けをテトリスのブロックに見立て、それが上記の箱図に落ちてきたとき、箱図はどう変化するかという形で会計の動きを表していること。ブロックは5種類(流動資産、固定資産、流動負債、固定負債、純資産)で表し、仕訳の借方貸方(左と右)をこのブロックで表現。資産の上に資産のブロックが落ちてくれば積み上がり、反対側に落ちてくれば打ち消しあう。これはとてもユニークな表現だと思いますし、初学者にとってもイメージしやすいのではないかと思います。
さてタイトルの「借金を返すと儲かるのか?」ですが、この図式化により、うまく説明されています。分からない方は手にとられるとよいと思います。
経理に携わってない方にとっては決算書の読み方とか簿記の仕訳なんて関係ないと思うかもしれませんが、決算書が出来上がる過程の中で、自分がどのようなことをすれば会社の利益が上がるのか、効率化が進むのかが分かるようになり、仕事に対する意識も変わってくる。そんな本だと思いました。