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倒錯の死角 (講談社文庫)
 
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倒錯の死角 (講談社文庫) [文庫]

折原 一
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

覗く男と覗かれる女究極の折原マジック
ベットの上にのびた恍惚の白い脚──男の妄想が惨劇を呼ぶ!

ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ──屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編!

内容(「BOOK」データベースより)

ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ―屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編。

登録情報

  • 文庫: 424ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/10/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062646900
  • ISBN-13: 978-4062646901
  • 発売日: 1999/10/7
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 218,568位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By radio5
形式:文庫
作者が読者に対して直接仕掛ける種類のパズラーが、いわゆる叙述トリック小説です。
どこかに仕掛けがあるのは判っているから、読む方は一語一句読み落とさないよう、神系を集中して読み進む訳です。
それでも、最後には実に見事な背負い投げを喰らわされる(古いかな)のが、折原一氏の作品なのでした。

真相を明かされた後、同じ文章を読み直してみると、全く世界が変わってしまうのも醍醐味。
この作品は、折原一氏の長編第1作――では実質上ないのですが、まぁ最初期の作品の一つです。という事で(?)プロットが比較的判り易く、一度読んですんなり把握できるのが嬉しい所。

とは言っても繰り返しますが、2度以上目を通して真の凄さに瞠目できる逸品なのは、折原作品たる真髄なのでした。お奨めです。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
翻訳家の大沢は、屋根裏部屋から向かいのアパートの201号室を覗く趣味があった。

ある日、そこの住人の女が何者かに殺され、死体となっているのを目撃した大沢は、
ショックのあまり酒に逃げ、ついにはアルコール中毒になって入院する羽目に陥る。

彼の退院後、201号室に新しい入居者がやって来た。その女の挑発的な行動に
始終心をかき乱された大沢は、再び酒に逃げ、次第に精神の均衡を崩していく。

さらに、大沢に恨みを抱くコソ泥の曽根が、ひょんなことから201号室に
忍び込み、女の日記を盗み読んでしまう。そのことが思わぬ事態を生み……。

大沢の一人称の語り、201号室の女の日記、曽根を視点人物とした三人称の
叙述、という三つのパートが錯綜しながら展開されていく構成が採られた本作。

トリックのポイントとなるのは、「日記」というテキストの性質とその扱いです。

それにしても、主要人物のほぼ全員がろくでなしか性格破綻者という本作は、
たしかに切羽詰った狂気が描かれてはいるものの、一歩引いて眺めてみると、
コントにしか見えません。そういった意味では、大いに笑わせてもらいました。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫
本作は作者の表芸の叙述トリックもの。題名が示す通り、男が向かいのアパートの201号室の女を覗き見し、秘かに楽しむという隠微な趣向が見もの。作者の他の叙述トリックものに比べ、ブラック・ユーモア味が濃い。

男が女を観察するうちに、女がある事件に係わっていることが分かってくる。この事件と女を巡って謎が錯綜し、やがて真相が分かるのだが...。

真相が明らかにされた時、「(気を付けているのに)うまく騙された」と思ったが、それよりも強く感じたのは、「女は怖い」、「女は怖い」ということだった。本作は読みやすくできているので、折原氏あるいは叙述トリックものの入門書として最適の書としてお勧めできる。
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