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倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)
 
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倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) [単行本]

皆川 博子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

少女を殺したのは、物語に秘められた毒――戦時中のミッションスクールでは、少女たちの間で小説の回し書きが流行していた。蔓薔薇模様の囲みの中に『倒立する塔の殺人』とタイトルだけ記されたその美しいノートは、図書館の書架に本に紛れてひっそり置かれていた。ノートを手にした者は続きを書き継ぐ。しかし、一人の少女の死をきっかけに、物語に秘められた恐ろしい企みが明らかになり……物語と現実が絡み合う、万華鏡のように美しいミステリー。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

戦時中のミッションスクール。図書館の本の中にまぎれて、ひっそり置かれた美しいノート。蔓薔薇模様の囲みの中には、タイトルだけが記されている。『倒立する塔の殺人』。少女たちの間では、小説の回し書きが流行していた。ノートに出会った者は続きを書き継ぐ。手から手へと、物語はめぐり、想いもめぐる。やがてひとりの少女の不思議な死をきっかけに、物語は驚くべき結末を迎える…。物語が物語を生み、秘められた思惑が絡み合う。万華鏡のように美しい幻想的な物語。

登録情報

  • 単行本: 316ページ
  • 出版社: 理論社 (2007/11)
  • ISBN-10: 4652086156
  • ISBN-13: 978-4652086155
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 345,401位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kise
形式:単行本
物語は、太平洋戦争を挟んでその前後の間に女学校で起こった殺人事件をテーマにした一級のミステリー。

「倒立する塔の殺人」というタイトルのノートに、女学生の間で書き込み(全体の70%を占める)がされていく過程で殺人が起こり、最後の書き込みによって読者は事の真相を知らされるという流れになっている。

最後のところを読むまで誰が被害者か・犯人か・探偵役か分からない。こんな不思議なミステリーは初めて。読後の満足度は非常に高い。

奥付によると1930年(Wikipediaでは1929年12月8日)生まれの著者により、2007年11月に初版が出されているので出版時の年齢は77歳ということになる。この歳でこれほど緻密な作品が書けることも素晴らしい。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cuna
形式:単行本
少女期特有のうつくしさと、残酷さが描かれていく。
この刹那的な閉塞感が好きだ。
でも、ただ退廃的なだけで終わらなくて、
最後に挿入される、ある登場人物のモノローグに、
未来へと続いて行く確かな希望をも感じさせてくれる。

物語世界の雰囲気が具現化されたような、
カバーイラストも含めたパッケージも秀逸で、
手元に置いておきたくなる一冊。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
皆川博子さんの作品には、はまれるものとはまれないものがあるのですが、
文庫・装画・モティーフ(戦中・後の女子校)に引かれ購入しました。
あまりの読み安さに驚きました。

何と言ってもキャラクターが皆可愛い。
可愛い正統派ヒロインみたいな小枝ちゃん、
カッコいいベー様、
素敵な先輩の上月さんと七尾さん、
いなくちゃ困る設楽さん。
皆魅力的でいきいきしてました。

皆川作品らしい闇は押さえ気味で、いやあ面白かった。
このレビューは参考になりましたか?
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著者ならではの雰囲気満点のミステリ
著者の作品は、何度も読み返し、前後関係を確認し、というのを繰り返すため、なかなか読むのに時間がかかる。... 続きを読む
投稿日: 21日前 投稿者: mutantmogura
生まれつきの残酷さ
皆川博子という名前を見ると、つい引き寄せられてしまいます。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: クロなん
ヨーロッパものほど重くないが、皆川ワールドです
大戦末期の女学校が舞台なので、ヨーロッパものほど重厚ではなく、サクサク読むことができる。若い読者を対象としているようなので、まがまがしさと読後に残る余韻の中毒性は... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: pst
倒立する感覚を追体験
皆川博子さんの特徴はなんといってもアカデミックで耽美幻想的な上質の文章、極上の酩酊を誘う退廃的な雰囲気、清濁併せ呑む世界観、美麗な登場人物……数え上げたらきりがな... 続きを読む
投稿日: 2008/11/24 投稿者: まさみ
シュールでグロテスク・・・そして妖しくも美し い!
かなり読みにくい・・・途中で投げだそうかと思いましたが、一種独特の「雰囲気」に惹かれてズルズルと最後まで・・・。そして・・・何とか読了して・・・思わず唸りました!... 続きを読む
投稿日: 2008/11/10 投稿者: 東の閑人
素敵な物語をありがとう。
戦時下のミッションスクールを舞台に描かれる女の園での不可解な事件。「ああ、おねえさま」という世界が描かれているがそこにエロティックな要素はなく、むしろ無味無臭の健... 続きを読む
投稿日: 2008/10/16 投稿者: ベック
読み手を選ぶかも...
戦時中の女学校での殺人――!!少女達の間で交わされる小説の回し書きと、実際の事件との関連とは!?戦下の女学校という奇妙な閉鎖された世界の中で、少女達の秘められた妖... 続きを読む
投稿日: 2008/5/4 投稿者: ayuyo
深くは嵌れなかった
第2次世界大戦中のとあるミッションスクールを舞台に
そこで起こった殺人事件と
女子生徒の中で回されるタイトルだけのノート。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/20 投稿者: なおっち
不思議な感覚
戦時中の日本のある学校を舞台としたミステリーです。
本の題名と表紙に惹かれて読みました。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/9 投稿者: ベリー
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