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と、思いながら読み進んで行くと、終盤になって、『倒産は会社革命の出発点である、そして倒産を企業改革の契機にしなければならない。これが本書を貫く考え方であり、その結論でもある』ときた。
なるほど、『禍を転じて福となす』ということか?
しかし、現実問題として、自分の労働力を売って、賃金を貰い、結婚して子どもを持ち、小さな幸せに生きていきたいと思っている日本のサラリーマンに、『会社が倒産した時がチャンスだ! 会社を革命するのだ!!』と言って、何の意味があるだろうか?
会社が倒産すれば、たとえ会社がなくならなかったとしても、特に民事再生法の場合は、責任を負うべき経営者はそのままで、一所懸命働いてきた労働者は解雇されてしまう。
やはり、倒産はこわいし、倒産によって、路頭に迷い、人生の設計は、大きく狂ってしまう。
『倒産はこわくない』なんて、学者の机上の空論ではないだろうか……?
と、私は思った。
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