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74 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
小を積んで大を成す,
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レビュー対象商品: 俺は、中小企業のおやじ (単行本)
著者はスズキは中小企業だという。売上3兆円(2006年度)を達成しても、自動車の部品の大半は部品メーカーから買って いるわけだから、その分を差引くと実質売上高は3000億〜5000億にすぎない。 また、自動車ではトヨタ、ニッサン、ホンダには遠く及ばずプライスリーダーではない。 しかし、自分たちを中小企業として自覚した経営戦略には驚かされる。 工場はうなぎの寝床式にして細長く作り、部品の販路は最低限にする。また、余剰スペースが 数平米もあると、掃除代がもったいないと言って立ち入り禁止にしたこともあるとのこと。 「1部品につき、1グラム軽くしよう、1円コストを下げよう」という運動もしたとのこと。 海外進出もアメリカで失敗した後は、市場の小さな国でも1番になるために、ハンガリー (5分で進出を決意したたのこと)やインドを拠点とし、EU、インドの軽自動車部門では 大きな存在となっていった。 この本の見どころは、トップ企業のダイナミックなグローバル戦略でなく、トップになれない 企業がいかに「小を積んで、大を成す」かにある。会長兼社長の中小企業のオッサン魂と、 猛烈な現場主義には、妙に心を惹かれる。そして最後の「語録」は特に面白い。 自動車業界と直接関係ない人も十分に楽しめる本だと思う。 4月4日追記 経済新聞(4月3日11面)にスズキのインドでの新車販売についての記事が ありましたので要点を追記します。 (1)スズキのインドでの新車販売台数が2年連続日本を上回った。 08年度 インド 約72万台 1.5%増(前年度比) 日本 約66万台 1.2%減( 同上 ) (2)スズキはインドの自動車市場で5割近いシェアを握る首位メーカー (3)景気減速で昨年10月から3カ月連続で前年割れだったが、年明け以降は復調。 スズキにとってインド事業の重要性は一段と高まる。 とのことでした。
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
スズキの歴史とコストダウン、トップダウンを知る好著,
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レビュー対象商品: 俺は、中小企業のおやじ (単行本)
■読み始めたきっかけ鈴木社長自ら工場の現場に赴き、コスト削減をトップダウンで行う。 日経新聞で断片的な記事を読んだことはあったのですが、最初で最後の 著作とのことで読んでみました。 ■なるほどと思ったこと 鈴木社長は一族ではなく、婿養子であった。また、理系の技術屋だと 思っていたのが、実は法学部卒業の文系というのは意外だった。 小さな市場であってもナンバー1になることの大切さ。そこで1位に なれば、社員、ディーラーの士気も上がる。万年三位では、モチベーシ ョンが維持できない。トップを目指すという目標を掲げるのはいいこと だと思った。 p.252 スズキの「売上高」は「取り扱い高」に過ぎない。 →タイヤなどの部品は外部から調達しており、売上高にはカウントができ るが、実際には仕入れ先に代金を支払わなければならない。実際の、工賃 などの付加価値はで計算すると、売上高3兆円のスズキも3000~5000億円の 会社である述べています。企業は粗利益が大切なので、社員を慢心させな いためにもこの考え方は重要だと思った。 p.265 「一部品一グラム1円低減」 →スズキのコスト削減を端的に表した言葉。トップは目標を掲げる際に、 社員にできると思わせる数字や言葉を使わなければならない。無理な目標 を掲げても、達成できないし、指揮も上がらない。目標には現実性と愛 情も必要だと思った。 ■どんな人にお勧めか 社員・ディーラー、部品供給会社の方々。 工場のコスト削減をしたいと考えている方。 スズキの歴史を知りたい人。
31 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現在の、世界同時大不況克服のため高齢にも関わらず、俺がやるしかないと言って高齢を押して急遽社長に復帰した鈴木のおやじの根性に感動した,
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レビュー対象商品: 俺は、中小企業のおやじ (単行本)
とにかく、たとえ、売上高が3兆円あろうと、鈴木社長の、”スズキは中小企業である”という徹底した意識には驚きを通り越して感動さえ覚える。また、中小企業であることを徹底的に自覚した経営戦略にも、また驚かされる。工場、部品、販路などの細部にわたって徹底的にムダを省き効率化に徹する姿は、まさに”偉大なる中小企業”と言うよう。海外進出においてもアメリカでの失敗の後、市場の小さな国で1番になるために、当時、他社が見向きもしなかったインドに進出し、今では、スズキの大きな収益源に育てた見通しと、困難にもめげず、中小企業は大きな市場で大きな企業と競争しても勝てないという意識から、石にかじりついても、インド進出を成功させた根性と経営手腕は、まさに、あっぱれ!としか言いようがない。 現在の、世界同時大不況に際して、鈴木会長は、今は、俺がやるしかないと言って、高齢にも関わらず、電撃的に社長復帰を行った。偉大なる中小企業のおやじとして、特に、自動車産業が大きな打撃を受けているこの世界同時不況を、今後、どのようにして乗り越えて行くのか応援しながらも、注目していきたい。
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