登録情報
|
例えば、汽車の事故が多発し、それを改善しようとしない当時の国鉄と総裁への批判。
「国鉄はすでに圧力団体と化している。(中略)観念的で、過ちを根本的に解決するということを知らない。」
そして当時の国鉄総裁が「国鉄を枕にして死ぬ」とのコメントに、
「そんな観念的なことで国鉄を経営されたらたまったもんじゃない。(中略)国鉄は浪花節企業そのものだ。最低な企業である。」と言い切っている。
...悲しいかな、現在でもまだ似たようなことが繰り返されているような。
一ベンチャー会社から、大企業「HONDA」となって社会的な立場が確立し、それでも筋の通った本田宗一郎のコメントには味わい深く、そして現代にも通じる含蓄がある。
「失敗は成功のもと」という言葉についての解釈も面白い。
「本当に失敗を成功のもとにする人は何人いるのか。これは正しい理論を用いて反省する人のみ与えられる権利だと思う。」
やさしさの中にも経営者としての手厳しいコメントが満載です。
本書は、言葉一つ一つに彼の人生哲学が詰まっています。
彼が、世界中でなんで今でもこれだけの人間に愛されているのか分かったような気がします。私のような今に満足しきっていて、心に若さを失いつつある人間にとってこの本はかなり刺激的でした。
読んでいても、飽きずに次へ次へとページをめくるのが楽しくなる、自分がページをめくるごとに脱皮して、成長していく気がした一冊です。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|