伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」9巻。非常にワクワクしながら読みました。
今回は短編中心でストーリー面での進展はほぼないに等しい
その代わりに京介以外の登場人物からの視点でストーリーが何本も描かれていて
京介の視点もあれはあれで非常に面白く、また真剣味も伝わって来て良いんですけど、以前アニメの特典用に書き下ろした小説が
新鮮味に溢れていて得るものも大きかっただけに、今回も京介の視点だけでは知りえなかった
キャラのバックボーンや個人個人で抱えてる心情等が浮き彫りになっていて
それだけでも私的には面白い巻でした。
完全にギャグに徹した赤城兄視点のお話もあれば、結構シリアスさも前面に出てる沙織のお話もあったり
短編毎にカラーが違っているのも面白いし、また別視点から読む事によって更にキャラを好きになれる仕様にもなっているかと。
これからの展開がまた一気に進展しそうな気配も感じるので
その点でもここで一息入れてくれたのは個人的に正解。黒猫さんの知り得なかった日常や、
沙織の本当に可愛い一面等、
ファンならば知りたかったような裏側も十分に垣間見れる巻だと思います。
中でも、桐乃の心情は特に素晴らしい。
普段が器用貧乏というか、素直になれない、遠回りキャラだけに
こうやって桐乃視点でのお話を読むと、いかに彼女が京介の事を想っているのかが強く分かります。
同時に、普段が照れ隠しのツンツン姿が多いだけに、素直に桐乃を可愛らしいだとか
そういう風にも感じれる巻にもなっているんじゃないでしょうか。
取り合えず「相思相愛」って言葉が浮かんできたのは私だけじゃないはず!そんな歪だけど、どこか信頼も感じさせる
兄と妹の関係がどうなっていくのか・・・今後の展開も非常にワクワクします。
その前哨として秀逸な9巻でした。
二人とも、本当に本当に仲が良くて素敵ですね。
既にここまででも相当魅了されて来ましたが、
この先の展開こそ核心に迫りそうな予感もします。まだまだ「俺妹」はこれから、って気もしました。続刊も早く読みたい!