内容は他の方も書かれている通り。
オタクの妹に、主人公である兄が世話を焼いた結果、色々と振り回されて〜、というお話。
面白いのは、「オタク趣味全開で遊び倒す」といったよく見かけるテーマを話の主軸にするのでなく、
「オタクに対する世間の風当たり」という一風変わったテーマを採用しているところです。
勿論秋葉やコミケを始めとした数々のオタク要素は出てくるのですが、最終的には前述のテーマに行き当たります。
オタク知識の一切ない主人公である兄主観で話は進み、しかもその話が「世間の目」を非常に気にしているヒロイン・妹との掛け合いをメインにしている話なので、自然とそういった流れになるのですね。
このようなテーマでこれほど読み進めるライトノベルとは、私自身出会ったことがなく、とても新鮮です。
しかし残念なのは、ヒロインである妹がタイトルほど「可愛い」とは私には思えず・・・
それが星3つの理由です。
妹の言動に苛立ちながらも献身的に世話を焼く主人公に、いまいち共感できませんでした。そこまでやるかよ普通! と。
私自身に妹がいるのも一因だと思いますw そういう意味じゃ主人公の心情でなく境遇には共感しているのかもしれませんね。マイナスなのはそこだけ。
反抗期らしく、兄にズバズバと理不尽な怒りをぶつけてくるヒロイン・妹ですが、年相応の甘え方なのだと割り切れる方、もしくは主人公のことなどどうでもいい、妹のツンデレだけが見たいんだ! という方なら非常に楽しく読める作品でしょう。