原作プレイ済みユーザーからのレビューということで。
近代的な都市、柳木原を舞台に、冴えない学生の羽田鷹志や陽気なフリーター千歳鷲介、夜のなんでも屋成田隼人など、様々な形で街に生きる主人公たちとヒロインや、彼らを取り巻く登場人物たちの物語を描く群像劇。
……というとそれっぽいですが、アニメ版は1クールという短い構成もあり、基本的にはエロ全面プッシュ、1話1パンチラを監督が公約するほどのエロ推し。
ちょっとアダルティーなシーンやパンツのチラチラをみたいそこのあなたも、ブラジャーがチラチラしてたりするのをみたいあなたも、エロ本意で見てもいいんじゃないですかね!
とエロで視聴者を釣り上げつつも、序盤の主人公たちの導入エピソードを終えると原作通りにストーリーが展開。
主人公たちを繋ぐある秘密や、タイトルである「俺たちに翼はない」の通り、"翼"をもたないヒロインたちや登場人物たちの事情へとストーリーは発展していきます。
常にギャグやエロを挟みながらの物語ながらも、そのストーリーの地盤は冷ややか。
俺つばに登場するキャラクターたちは大人なのに子供っぽかったり、大人へと成長していく歳なのに子供のままでいようとしていたり、大人ぶっているけど子供っぽかったり、まんま子供で中身も子供だったりと、遊び心や童心を捨てきれない人たち。
イイヤツから悪いヤツまで様々おり、それでもどこか憎みきれない登場人物の多い俺たちに翼はないは、原作のボリュームを予想以上に1クールという短いスパンにはめこんでいると感じました。
とはいえ、エロプッシュはバリンバリンのバリバリですし、ちょっと眉をひそめるような過激なシーンも露骨にあるので、好き嫌いははっきりとわかれます。
しかし、わけがわからないと思って見ていると、いつのまにか味わい深くなっている……そう、かめばかむほど味の出るするめのような作品です。