「キリスト教徒じゃないのに、教会とか修道女とかっていう響きに憧れる」
わかります。私も子ども時代、日曜日にミサに出てみたりしてその雰囲気にうっとりしたり
したことがあります。
その「少女趣味」と笑われるような趣味を大人になって一冊の本にまとめた著者。
かわいらしい本で素敵です。「修道女スタイル」というタイトルが、なんだか少女趣味が
開き直ったようなタイトルなのが残念ですが中身はいいです。
有名な教会の説明と写真その周辺のガイド、途中にコラム的に「ロザリオ・メダイ」
「ポストカード」などの記事が入っています。その周辺ガイドの部分はそれが入ることに
よってただの雑誌的になってしまったのでいらなかった気がしますが。
(目黒の教会の周辺ガイドになぜか洋服屋さん、軽井沢の教会周辺は雲場池や万平ホテル)
後半取材対象が長崎に入ってから本書は急にどっぷりディープになります。教会のこと
だけがひたすら書かれていきますが、長崎という場所のキリスト教の歴史はヘビーで
信者でなくても打たれます。またこの時期の教会建築はすばらしく、建物ファンにも
楽しめるものだと思います。
後半は日本の中の本当のキリスト教信仰について考えさせられる非常にすばらしい
取材先が続いていると思いました。しかし修道女はどこかに行ってしまっているような
気がします。前半は修道女テーマ、後半は長崎とキリスト教、テーマが2分されている
ような気がします。どちらも内容はいいのですが。