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本書は、井上ひさし個人の犯罪行為に対する命がけの抗議であると同時に、「進歩的知識人」の欺瞞に対する痛烈な批判でもある。政治問題については崇高な反戦平和の理想を訴えながら、家庭面では卑劣な暴力行為を繰り返すこの偽善。
しかも井上は、マスメディアへの影響力を悪用して本書の出版を徹底妨害した。大手の出版社は「井上先生に書いていただけなくなったら困りますから」と原稿を突き返した。悪辣な圧力行使にも負けず本書の上梓にこぎつけたはまの出版に敬意を表したい。
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