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修業論 (光文社新書) 新書 – 2013/7/17

5つ星のうち 4.6 27件のカスタマーレビュー

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商品の説明

出版社からのコメント

◆日々の稽古を通じてたどりつくべき
「無敵の境地」とは!?

武道家として、研究者として、生活人として……
40年の稽古を通して形作られた、
ウチダ哲学の核心(エッセンス)

◆武道の修業、なかでも著者が
長年稽古をつづけている合気道の修業を通じて開発されるべき能力とは、
「生き延びるための力」である。
それは「あらゆる敵と戦って、これをたおす」ことを目的とするものではなく、
「自分自身の弱さのもたらす災禍」を最小化し、
他者と共生・同化する技術をみがく訓練の体系である。
道場での稽古を「楽屋」と位置づけ、道場の外の生業の場を「舞台」とする。
新たな学びを阻止する無知や弱さといったものを「居着き」ととらえ、
これを解除し、「守るべき私」を廃棄する。
すると修業は自分を、予想もしなかった場所へ連れていく――。

合気道修業を通じて得たこれらの身体的実感は、
瞑想や祈りといった宗教の実践とも重なる。
修業とはなにか、強くなるとはどういうことか、そして信仰とは、生きるとは――。
正面から問い、それに答える。


【目次】
まえがき
I 修業論――合気道私見

第1章 修業とはなにか
第2章 無敵とはなにか
第3章 無敵の探求
第4章 弱さの構造
第5章 「居着き」からの解放
最終章 稽古論

II 身体と瞑想
(1)瞑想とはなにか
(2)武道からみた瞑想
(3)「運身の理」と瞑想――武道修業のめざすもの

III 現代における信仰と修業

IV 武道家としての坂本龍馬
(1)修業――なぜ、司馬遼太郎はそれを描かなかったのか
(2)剣の修業が生んだ「生きる達人」

あとがき

【著者プロフィール】
内田樹(うちだたつる)
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。
東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。
神戸女学院大学文学部総合文化学科教授を2011年に退職。
同年、神戸市に武道と哲学のための学塾「凱風館」を開設。
著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、
『レヴィナスと愛の現象学』『他者と死者』(ともに文春文庫)、
『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)、『死と身体』(医学書院)、
『街場のメディア論』(光文社新書)、
『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)など多数。
『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、
『日本辺境論』(新潮新書)で第3回新書大賞、
2011年に第3回伊丹十三賞を受賞。
神戸女学院大学名誉教授。昭和大学理事。日本ユダヤ学会理事。
合気道兵庫県連盟理事。合気道七段。

内容(「BOOK」データベースより)

武道家、研究家、生活人として…40年の稽古を通して形作られた、ウチダ哲学の核心。現代を生きるすべての人へ贈る「修業のすすめ」

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登録情報

  • 新書: 241ページ
  • 出版社: 光文社 (2013/7/17)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4334037542
  • ISBN-13: 978-4334037543
  • 発売日: 2013/7/17
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 55,535位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー

16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 小次郎 VINE メンバー 投稿日 2013/9/11
形式: 新書 Amazonで購入
ちょっと断定的になりますが、次のように感じました。

修行とは、学びの一つのあり方である。
「なんのためにこの稽古をするのか」「この稽古をするとどんなメリットがあるのか」といったゴールを示され取り組むのは、修行ではない。したがって修行では目的を見失うのは簡単であり、修行とは常に挫折と背中合わせの学びである。
しかし修行は、何者にも限定されない学びであり、その点で人が大化けする素地にもなり得る。
逆に目的志向は、学びの中身を限定することになり、学びの成果をも限定することにもなる。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 斎藤孝 投稿日 2014/9/26
形式: 新書 Amazonで購入
一回通して読みました。論法として、難解な概念を、繰り返し繰り返し比喩を用いながら噛み砕き消化しやすいように説明していて、著者の姿勢を感じます。
さて内容としては、現代人の価値観を三枚におろし、あるべき姿を提示します。
賛否はあると思いますが、一読の価値があると思います。
個人的には、購入時期に著者にハマり1ヶ月で5冊著作を集めて読みました。
元々は、ラジオで武田鉄矢が絶賛していて興味を持ったのがきっかけでした。
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投稿者 koreyas 投稿日 2015/11/23
形式: 新書
最初は読みにくいと思いましたが、
読了してみると、味わい深い本でした。

修行とは何か。
修行すると何が起こるのか。

なかなか明らかに語ってくれる人がいない、こういうテーマについて、
様々な角度から論じた貴重な本だと思います。

トレーニングではなくて、身体を使った何らかの「修行」を
している人は、よく分かる本ではないでしょうか。

瞑想法だとか、呼吸法だとか、リラックス法だとか、
現代はいろいろな出版物が出ていますが、
それらをひっくるめた「本道」について、
この書は教えてくれていると思います。
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20 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Jinta 投稿日 2013/10/2
形式: 新書
修行に対して安易にイメージする努力とか根性の対極にある内容で大変面白いです。
作者は自分の弱さをまっすぐに見つめることによって、修行の本質について少しずつ、まるで仏師が無垢の木から仏を掘り当てるようにして削りだしていったようです。
そう感じさせる一つ一つの話が深く、味わい深いものとなっています。
サイエンスとロジックに溢れた世の中にうんざりしていた頭の中に少し隙間が出来た気がしました。
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9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 TAKERU トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2013/12/18
形式: 新書
 武道の目的は、「無敵の探求」。「敵」というからには、それに対峙する「私」がいる。だから、「無敵」となるための解は、
「私を消す」となる。「私」がなければ、「敵」は存在しない。理屈の上では正しい。でも、どうしたらそれが可能なのか。
つまりは、嬰児たれ、ということになろう。囚われ無き心、意思を感じさせない動き。それらに、「私」という「居着き」はない。

 随分と長いこと自分を害するものにどう対応するか模索してきた。そこには、「敵」があった。「敵」とは、人もあるが、人とも限らない。
属する組織、望むようにならない人生、「こうあるべき」という未来への渇望、「こうすべき」という、自在さを欠くことになる欲求。
読後に、その「敵」に対する認識が変容し、自分自身を納得させる見通しがたった。「敵」は、自分を育ててくれると同時に、
生き方の自在さを奪うものでもある。「居着き」は、己がつくっていた。

 武道の世界を少々かじった身として実感するのは、武道によって、「居着き」を身体を通して、熟慮する機会を与えられるれること。
ただし、著者同様、それは良師に恵まれたときのみだ。スポーツ化してしまった武道を稽古していては、その機会は訪れない。
機会を得たとしても、「居着き」からの離脱は、永遠の課題。
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17 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ゆとり市民 投稿日 2013/9/21
形式: 新書
修業論と題されているが内容は
・合気道
・身体と瞑想
・信仰と修業
・坂本龍馬論
という4つの文章をまとめたものである。

いずれも、合気道で養われた武道的思考を
内田流の身体論に落とし込んだ説得力のある論考となっている。
特に「無敵」とは何か、という問いから始まる議論は、
ちょっと面白すぎるのではないかと思う。

本書は「レヴィナスと合気道」序説といえるものなので、
いつか「レヴィナスと合気道」本論を大ボリュームで書いてほしい。

武道的箴言集としても使える本では…?
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