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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
斬新で大胆な見方,
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レビュー対象商品: 信長の棺〈上〉 (文春文庫) (文庫)
この物語は本格歴史ミステリーといっていいと思うが、過去何回もモチーフにされてきた「本能寺の変」における織田信長の遺骸未発見の謎がメインテーマである。信長唯一の伝記「信長公記」の作者であり、かつて信長と秀吉に仕えた元武士の著述家、太田牛一が主人公となり、この謎に迫る。 著者は牛一の視点を通して、すでに何人もの作家や歴史家が挑んでおり、いささか手垢がついた感のある「本能寺の変」の謎の真相ばかりでなく、「織田信長」その人の人物評価をはじめ、「桶狭間の戦い」の真相や「太閤秀吉」の出自にいたるまで、客観的・論理的に新しい解釈をしている。本書がベストセラーとなっている所以だろうが、私も「こんな斬新で大胆な見方もあったんだ」と興味深く読んだ。 著者はもともと経済・経営の専門家として、その著述・講演活動や企業の経営指導が高い評価を受けており、この作品が75才にして初めて発表した小説とのことだが、とても作家第1作とは思えない筆力に圧倒された。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
評判倒れの感がありますが。。。,
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レビュー対象商品: 信長の棺〈上〉 (文春文庫) (文庫)
遅咲の大型新人、小泉元首相の愛読書、本能寺の織田信長の新解釈など多くの前宣伝を思い起こしながら読み始めました。 第三者の目からみた織田信長像という手法は辻邦生の作品であった手法でそれ自体は驚きではありません。 また、熱烈な織田信長ファンでないため、新解釈といわれてもどうだか。 上下二冊を夏休みに読了したので、それだけの物語展開であったと評価しますが、下巻で丹波の女性を絡めてまとめてゆくというのは少々無理があるように思えました。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
全巻読みましたがレビューはここだけね,
By big_sis_rie (京都市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 信長の棺〈上〉 (文春文庫) (文庫)
物書きが物書きを通じて「語る」という形式がまず面白い。決して新しい試みではないが、おそらく本来の書き手(=加藤氏)にとっては、それぞれのキャラクターを、本の中の書き手にどう語らせようか、という作業は、パズルを当てはめていくようなとてもスリリングなものであったに違いない。 歴史小説、というものはある程度「場」が限られており、しかも信長の時代というのは日本史の中でもとりわけ細かく語られている時期でもあるし、なかなか想像力を踊らせにくい状況ではないかと思う。 そこに、「物書き」を主人公としてもってくることにより、その想像力をも加えた形であたかも二重の効果を狙ったのがこの作品ではないだろうか。 登場人物もあまり耳慣れない人々が多い。巻末に付記された参考文献の多様さを見ると、どれほどの下敷きがあったのかがわかり、恐れ多い気がする。 そしてそれらの人々にパーソナリティを与え、大きなミステリーの謎解きに迫っていく手法はとても緻密で読み応えがあった。 信長の遺体はどこに葬られたのか? 冷徹な目のあの英雄がどんな死に顔を見せていたのか? 憎むことも愛されることもとても極端だったこの人間の本性をところどころに鏤めながら小気味よく話が進んで行くのはとても爽快だった。 でもね どうして 色恋が それも 交合の シーンが 必要なの? そこだけ点を引かせてもらいます。要らないよっ!
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