キリスト教関係者がモノをしゃべるときは、そうとう割引して聞かないと、キレイごとですまされる、っていうことに、最近なれてきたせいか、最終的な改訂新版が、1966年に東京教区で出されている割には、読めました。
少なくとも、あきれ果てて読むのも困る、というふうではなかった。それどころか「なるほど!」と感心するところさえあります。
確かに、細かいといえば細かいのですが、そのあたりにこそ「あとがき」に名を連ねている牧師さんたちの「あれがいけなかった。これも失敗だった」という教会形成の苦労と知恵が見え隠れしています。
いずれにしても、一笑に付してしまえるような内容ではないです。少なくとも、ここに書いてあることは(すべて)、いぜんとして現在の日本基督教団の、ある人たちの「常識」なんです。じっさい、「そうじゃなきゃいけないんだよなあ」って思ったところもあります。
信仰(教会?)生活のちょいとしたカンニングペーパーとしては、やっぱり「必携」です。
笑っちゃいたくなったときには、行間を読み取り、非神話化し、書かれていることのモーティベーションに思いをはせると、なかなかおもしろいサスペンス・ドキュメンタリーですよ。