本書は、Hwei P.Hsu著"Signals and Systems"の邦訳版であり、二分冊化されています。第二分冊では、次の3章から成ります。
1. 『連続信号と連続時間システムのフーリエ解析』では、フーリエ級数・フーリエ変換が本格的に導入されます(2章も)。連続時間システムのフーリエ解析の諸性質、Perseval's theorem、周波数応答、無歪伝送、フィルタリング、帯域幅などを例題演習します。
2. 『離散信号と離散時間システムのフーリエ解析』ここでは、離散時間系独特のアキュムレーションなどについても触れます。特に連続時間システムのフーリエ変換との類似点、相違点(双対性など)について意識していくと良いと思います。
3. 『状態空間』離散・連続時間LTIシステムの状態空間表現、相似変換、離散・連続時間LTIシステム状態方程式の解、安定性など、制御理論と一部重複する部分もありますが、線形代数の演算を復習してから取り掛かると良いでしょう。附録で行列演算について記しています。
私は離散時間システムの方にややウェートをかけて勉強しました。読む人のニーズに則って取捨選択して進めると良いでしょう。