この本って、結構マーケティングプランを考える際に、役立つのではないだろうか?
「ニセ科学」批判ではなく、「なぜ人々がニセ科学を信じるのか」についての対談を収録した本。話は「水からの伝言」やマイナスイオンから江原啓之、最後は改憲・護憲問題まで、幅広い分野に及ぶ。
中でやっぱりでてくるのが、今の社会は「二分割思考」傾向が強いということ。シロといえばシロ、クロといえばクロで、中間は認めない。そういうわかりやすさを求めるということ。香山氏いわく、この考え方は人間の原始的な防衛規制だそうだ。なぜそうなっているのかは、対談者もよくわからないそうだが。
ふむふむ、なるほど。であれば、広告などコミュニケーション方法は、やはりわかりやすく、断定的にいこう!ととりあえずは思う。しかし心の底では、根本的な問題である、「考えない人々」の件と、これが進んでいった先の日本の将来が、やはり不安になるのである。
二分法が嫌いで、自分でものを考えたい人におすすめ。2時間で読めるのに、1400円+税は、ちょっと高いと思うけど。