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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
本当の「保田與重郎」は難しい……,
By ふつか (東京都文京区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 保田與重郎文芸論集 (講談社文芸文庫) (文庫)
保田與重郎の(日本)古典文学評は常に批判に晒されてきました。その理由は帝国主義への接近に因るものばかりではありません。 当時から彼の文章は「何を言っているのかわからない」という苦情に溢れていました。 この「難解」な文章は読者に勝手な感想をゆるすこととなり、彼が(日本)古典文化の擁護者であるような印象を暴走させることとなりました。 その「難解」の原因はドイツ観念論哲学を未消化のまま盛り込んだことにありそうです。 日本浪曼派(保田與重郎)は文字通りドイツロマン派の思想を下敷きにしています。 「イロニー」という言葉が橋川文三の『日本ロマン派批判序説』でも問題とされていますが、これもドイツロマン派のスローガンの借用です。 そして『日本浪漫派批判序説』のイロニー論よりも、保田のイロニー理解の方が優れているのは事実です。 それゆえ保田與重郎の文学論を理解しようとするならば、観念論哲学をある程度理解してからでなければならないでしょう。そこがまた彼の文学批評の弱点でもあります。
36 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
新学社の選集で読むべき,
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レビュー対象商品: 保田與重郎文芸論集 (講談社文芸文庫) (文庫)
新学社の選集はすべて旧かな・旧漢字で出版されています。福田恆存のところでも書きましたが、彼らの文章は新かな・新漢字では死んでしまいます。「文芸文庫」と銘打っているなら、かな遣いへの配慮は当然欲しいところではないでしょうか。編集方針だと思うのですが、お勧めできません。
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