戦後60年という節目に、来るべき新しい時代の「日本の保守政治」の基軸となるべき考え方を、力強く打ち出した一冊である。
自分たちが終わりのないリレーの何番目かの走者であるということを自覚するべきだ、という問いかけから、本書の第一部ははじまる。過去を引き継ぎ、いまに生かし、夢のある未来の日本を築くためにいかに尽力すべきなのか。小さな政府とは何か、教育はいかにあるべきか、さらに国家と情報の問題まで、平易な言葉の中に決然と語られる。
第二部では、すべての人が自らの家の歴史を紐解くことによって、歴史を自分のものとして実感すべきだという考えから、町村家の歴史に即して、日本の近現代史を見直していく。身近にひきつけられた歴史の中から、日本の歴史の重みと保守の真髄が浮かび上がってくる。
「凛として美しい」信頼国家・日本をつくる。熱い思いを語りつくした渾身の書。
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著者や「この国を守る決意」の著者である安倍氏、「惰眠を貪る国へ」の石原氏などがこういった自己の理念を主張する書を出版しているのに対して、河野洋平は「決断 河野父子の生体肝移植」ですか・・・?橋本龍太郎は「VISION OF JAPANわが胸中に政策ありて」なんて出版していましたが、「わが胸中に賄賂ありて」で失脚しました。著者と対極にある左派の議員達にはこのような政治理念を貫く著書がないのです。自らの主張に後ろめたい所があるから書けないのでしょう。よく安倍氏が「意見があるなら名を名乗れ」と言っていますが、本書は「名を名乗れない人たち」とは一線を画する気合いの書だと思います。
この町村氏、最近の中国における反日暴動で、中国側に謝罪と賠償を要求したり、中国・韓国人が日本の歴史教科書を読みもしないで先入観や誤解に基づいて批判するケースが圧倒的に多い件で、中国や韓国の日本大使館のホームページで、検定制度を各国の言葉で説明する方針を明らかにしたり、中国の歴史教科書の検証を始める方針を提案したりと、やっと日本の外交をまともなものに変えつつあります。これからの新保守主義として期待したいと思います。
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