本書はタイトル通りのEmacs入門書です。Emacs特有のキー操作から始まり、Emacs-lispに終わります。実際の動作も図を交えて上手く説明してあります。広く浅く書かれているので、普段は上下前後移動、保存のキーしか使っていない人が、そろそろEmacsというものを使ってみるかと言うときに参照する程度の内容です。Wnnによる日本語入力の説明もありますが、現時点(2006年1月)では、Wnnより遥かに使い勝手の良い入力システムがありますので、無理にWnnを入れることもないでしょう。いずれにせよ、Emacsを使うには熟練を必要とすると思いますので、この本を買ったからと言って一気に作業効率があがるというわけではありません。ただ、特に使い始めではWebでHowtoを読むより実際に書物を手元において必要なことを索引から見つける方が効率の良いことも確かです。この意味で、本書はとても有用です。