前巻から4ヶ月というペースで早くも新刊が登場。安部真弘「侵略!イカ娘」の4巻。
表紙にも描かれている通り、今回は子供たちとの触れ合いが多い。
一緒にセミの抜け殻を採ったり、イカ娘オリジナルの重量凧を一緒に飛ばしたり、女の子とおままごとをしたり。
シンプルで毒のない作風はいい意味で安定感があって、非常に読みやすく、またイカ娘の触手の色と同じく爽やかな読後感を受ける。
またビーチバレーの大会では珍しくイカ娘の水着姿を見れたり、おまけページではバニーガールの格好をしてたりと可愛さも満点である。
今回はそれに加えてファミリー感のある描写が多い。
一人で留守番をした時に寂しさを感じたり、千鶴や栄子がイカ娘のことを気にかけてる描写も多いし(あしらうのも多いが)、
ファミリーレストランに行く話では温かさを感じる場面もあったし、
第75話「描かなイカ?」では正式に家族として認められたような気がするし。
(余談だがイカ娘が触手で描いた栄子たちの似顔絵はかなり笑えた。)
初めは異質物として登場したイカ娘もみんなにとって欠かせない存在になっているのが面白い。
これもある意味、侵略なのかもしれない。
サブキャラも中々に活躍してくれている。
イカ娘大好きな早苗、反対に恐れている渚、研究しようとするシンディー等 、
比較的出番が多く、メインになったりピンポイントで笑いを取ってくれたりと頼もしい存在になってくれている。
特に3巻で初登場した渚は他のキャラと絡むと面白い面白い。便利なキャラというか。勘違いも生むし。
早苗とシンディーがいつの間にか同調しているのにも笑った。
全体的にまったりしつつも、友情や家族を感じさせてくれる4巻目。
ネタの安定感もさることながら心地いい世界観は単純に読み手を和ませてくれる感じがする。
女性キャラメインではあるが、これも優良な少年漫画の一つなのでは、と思った。そろそろメディアミックス展開にも期待したい。
多くの人に読んでもらえる作品だと思うので。
ちなみに最後の話で千鶴が開眼!