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依存症 (文春新書)
 
 

依存症 (文春新書) [新書]

信田 さよ子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

酒、ギャンブル、薬、買物…何かに依存したいのはあなただけじゃない。時代に振り回された挙句に行き詰まった日本人共通の病なのだ

内容(「BOOK」データベースより)

酒、たばこ、薬、買い物、ゲーム、ギャンブル…快楽は、我々が不安や悩みから束の間逃れ、明日をよりよく生きるためのセルフコントロールの手段だ。しかし、これらが悪習慣化した「依存症」は周囲、とくに家族を巻き込み、悩ませ傷つけるだけでなく、のちに何らかの子どもの問題行動として噴出することがあり、人間関係障害、家族病とも言われている。「依存症」とは、時代の要請に応え、走り続けようとした日本の「近代」の陥穽、家族共通の病なのである。

登録情報

  • 新書: 190ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/06)
  • ISBN-10: 4166601083
  • ISBN-13: 978-4166601080
  • 発売日: 2000/06
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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60 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者は原宿カウンセリングセンター所長で、臨床心理士だそうです。この本は、酒、タバコ、ゲーム、買い物、ギャンブルなど、快楽によって、束の間不安や悩みから逃れる状態(嗜好)が悪習慣化し、家族など周りの人達に迷惑をかける「依存症」について書かれた本です。はじめに依存症は嗜好(Addiction)とどう違うのか、という説明がなされています。嗜好自体は、自分を癒し回復するための自己治療というメリットもありますが、刹那的で、自分のことしか視野に入っていない内閉性があります。継続するためには、周囲の人間を手段として用いることすらあります。こうした状況が悪化すると、嗜癖的快感を得ることが目的とすりかわり、人を手段とすることで大切な人を傷つけてしまうというプロセスに転換してししまい、これが依存症といわれる状態に相当するのだそうです。「付き合いきれない」という言葉がありますが、依存症の人に対して使われるのは、それが周りに迷惑をかける行為だからくるのだということです。 非常に興味深い本ではありますが、いくつか本当にそうなのかな、と思ったところもありました。一つは、著者の世代的特徴なのかもしれませんが、アダルトチルドレンや依存症の問題を、近代化、資本主義の発展、冷戦の終了に始まる価値観の流動化、といった大きな歴史的・社会的問題に根拠を求めているところです。確かにそれも一因としてあるのかもしれませんが、証明も難しい論旨のように思います。例えば、アダルトチルドレンは親子の間の支配関係を読み解きましたが、これが資本家・労働者の支配関係を読み解いたマルクス主義、男性・女性の支配関係を捉えたフェミニズムと対比させられるのは、少し論理的飛躍があるのではないか、という気もしました。
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41 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
著者名を見たときには「アダルト・チルドレンの事例が延々と続く本だったら
すぐに読むのをやめよう」と半身の構えで読み始めました。
しかし予想はよいほうに裏切られました。著者は治療者として過ごした四半世紀を振り返り、その総括を行なおうとしています。彼女の感性や語法に違和感を感じる人がいたとしても、終章に近づくに連れ、思考の深度が深く、射程が
遠くへ達する進化を感じ取るのではないでしょうか。
また平易な語法で語られる言葉の中に、時折治療上すぐに役立つ金言が見受けられます。たとえば「自責感」について述べられた次の言葉。

快はそれへの禁止が強ければ強いほどより強烈に感じられるのだ。禁止は他者からはもちろん、自分で自分に対する禁止もある。「いけないと思うけどやってしまう」ほうが、許容された行動よりも快感は強いのである。

臨床心理専攻の大学院生には常識と思いますが、一般向けの啓蒙書でこのように細かく指導してもらえるのは、ありがたいことです。

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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
私はギャンブルで大借金を抱え債務整理、職も辞めてしまった者です。

依存症と聞くとどうしても意志薄弱、と片付けられがちで、実際自分も意志の弱さへの葛藤・克服へのアプローチがありました。

また一方で、ギャンブルをたしなむ以前から自らに感じていた自己否定感や対人恐怖についても葛藤し、アプローチをしていました。

専門外来での受診〜入院、そして専門書を読み、何が要因であったかがようやく掴めました。

本書では、依存症とは家庭内の問題であることや、アダルトチルドレンへの見解においてかなりわかりやすく説明されています。

人によっては自分のこれまでを否定されたかのような印象を持つかもしれません。しかし、自分を知り、家族を知り、それぞれが救われ、前を向いて生きていくためには是非読むべきではないかと思います。

まだまだ偏見の多い分野ですが、一人でも多くの方に読んでいただき、理解が増していけば、、と思います。
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