「知の遊び」を極める松岡正剛氏が胃癌から復活して語る秀逸な日本文化論。氏が選び出したアーティストやクリエイターを通してウツ・ウツツのような両極作用を組み合わせてきた「方法としての日本」を語ります。
残念なことに、鍵となる作品のカラー図版がないので理解が進まないことです。インターネットで作品を検索しながら、「アートにひそむ負の想像力」を理解しようとする日々が続いてようやく読み終わりました。氏が紹介する本物にふれなければ、読者の望みは完結しないのですが、★五つとしたのは、「日本という方法」が失われつつある現代日本において、普通の日常では味わえない、深い「知の遊び」に誘う類まれな本と思われるからです。