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侍 (新潮文庫)
 
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侍 (新潮文庫) [文庫]

遠藤 周作
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第33回(1980年) 野間文芸賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

藩主の命によりローマ法王への親書を携えて、「侍」は海を渡った。野心的な宣教師ベラスコを案内人に、メキシコ、スペインと苦難の旅は続き、ローマでは、お役目達成のために受洗を迫られる。七年に及ぶ旅の果て、キリシタン禁制、鎖国となった故国へもどった「侍」を待っていたものは―。政治の渦に巻きこまれ、歴史の闇に消えていった男の“生”を通して、人生と信仰の意味を問う。

登録情報

  • 文庫: 422ページ
  • 出版社: 新潮社 (1986/06)
  • ISBN-10: 410112325X
  • ISBN-13: 978-4101123257
  • 発売日: 1986/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
読むのは2回目。

東北の山奥に住むド田舎侍が、突然世界を旅するという話。
実話を元にしているというからなお面白い。
全編、主人公にとって良いことなど一つも起こらず、苦悩の果てに主人公は幕府に処罰されて死んでしまう。

この小説は、本当にいろいろなことを考えさせる。
宗教とは?信仰とは?政治とは?日本人とは?
と、こんな漠とした概念について思わず考えてしまう小説は、そんなにあるものではない。
この小説は哲学書でも宗教書でも何でもなく、遠藤周作の小説である。
登場人物はみな、鮮明にイメージすることができ、読み進むにつれて彼らの思想とその根底にある何かまでとらえることができる。

日本人で良かった・・・!と、考えたくなるような場面とかその逆の場面とかがあったり。
また何年か経ったら読み返したい。

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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大作のひとつ 2000/11/25
By カスタマー
形式:文庫
遠藤周作は7年ごとに大作を発表すると言われていましたが、この『侍』はその中の一つ。 仙台藩・支倉常長が藩主の命によりローマ法王のもとへと派遣される。道案内は宣教師として来日していたベラスコ。これに常長の従者が加わり、この3人が主人公となっている。最後まで「洗礼」を拒否しつづけた侍が、

帰国してキリシタン禁制に直面、処刑されるときになって、実は信仰をもっていたことに自らが気づく。キリストを拒もうとすればするほど意識し、いつの間にか信じている侍がいる。 「信仰は、形式をもたない」という遠藤のラディカルな思想が伝わってくる一冊。

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25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これぞ侍 2006/6/16
By mogutarou トップ500レビュアー
形式:文庫
主人公は名も無い侍・・・

序盤ははっきり言って退屈でした。

あまりに愚直な主人公。

しかし、その愚直さが、後半に入り感動となりました。

朝の通勤電車のラッシュの中、泣きました。

映画やドラマに見られる派手な侍ではありません。

しかし、これこそが本当の侍の姿なんだろうな、と強く感じました。

また、キリスト教、宗教が果たした役割、与えた影響というものも見事に書ききっています。

これが宗教の真の姿なんだなぁと感じました。
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