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主人公の侍女である女性には自由はありません
妊娠する為の道具でしかない彼女の生活
ファシズム世界を行き抜く恐怖が全篇に漂い
読者である私も息を潜めて読んでしまいます
大事件がこの作品にあるわけではないのに、スリル一杯なのは
管理されてしまう恐怖を著者の巧みな旨さが背後にある作品だから
カナダを代表する作家は、日本ではあまり読まれないので知名度が低い
が、時間を割いて読んで後悔しない力作です
この本は女性の苦しみ、悲しみを切実に訴えていて、読んでいて胸が詰まる思いになります。今まで、何度も読み返してもまったく古くならない一冊。15年も前に書かれた本ですが、特に「平和」の意味が問い直されている今だから、いっそう新鮮に感じられます。
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