内容紹介
本書は、C 言語の基本を学習した人を前提に、UNIX の高度な機能を使ったシステムプログラミングを手ほどきします。
UNIXには、ファイルの操作や、プロセスの制御、プロセスへのシグナル、ネットワーク通信、端末の操作など、多くの機能がありますが、プログラマが個々のシステムコールの詳細を網羅することは大変です。本書では、むしろUNIX の基本概念と概観を把握することで、どんなときにどのシステムコールが必要なのか、それぞれの機能と活用の仕方を理解できるようになります。
章の構成は、著者たちが実際におこなった講義をもとに全12 章としており、大学でのUNIXプログラミングの授業に最適です。また、C 言語の基本を学習しおえた学生、システムプログラミングのスキルをさらに磨きたいソフトウェア開発者、組み込みプログラムやデバイスドライバの開発に必要な基礎知識を学びたいエンジニアの独習書としても役立つ1冊です。
著者について
冨永和人
1966 年生まれ.1994 年 東京工業大学理工学研究科情報工学専攻博士課程単位取得退学.1996 年 同専攻より博士(工学)の学位を取得.
東京工科大学工学部情報工学科講師,同助教授,米国イリノイ大学アーバナ=シャンペー
ン校コンピュータサイエンス学科客員研究員などを経て現在東京工科大学コンピュータサイエンス学部准教授 博士(工学)
1976 年頃からBASIC やマシン語でプログラミングを始める.UNIX でのC 言語プログラ
ミングを1985 年から始め,1994 年から現在までC 言語プログラミング,オペレーティング
システム,UNIX システムプログラミングなどの授業を担当する.よく使う言語はC 言語とRuby.好きな言語はC 言語,Ruby,Scheme.現在の専門は人工生命,特に人工化学を用いた生命現象のコンピュータ上でのモデル化とシミュレーション,および生命体と類似の機能を持つシステムの設計,人工化学シミュレータによる自動作曲などに興味を持つ.
主な著書
『図解コンピュータ概論ソフトウェア・通信ネットワーク』(オーム社),『プログラミングの
力を生み出す本』(オーム社),など
権藤克彦
1966 年生まれ.1994 年 東京工業大学理工学研究科情報工学専攻博士課程修了.
同年同専攻より博士(工学)の学位を取得.
東京工業大学講師,北陸先端科学技術大学院大学助教授,米国ブラウン大学客員研究員な
どを経て現在東京工業大学情報理工学研究科計算工学専攻准教授 博士(工学)
1994 年から現在までC 言語プログラミング,UNIX システムプログラミング,コンパイラ,
オペレーティングシステムなどの授業を担当する.専門はソフトウェア工学,ソフトウェア
開発環境.好きなプログラミング言語はC とScheme.ANSI C インタプリタや教育用OS
を自作するなど,UNIX システムプログラミングが大好き.
主な著書『Java によるプログラミング入門』(サイエンス社),など