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使命と魂のリミット
 
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使命と魂のリミット [単行本]

東野 圭吾
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (94件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う! 大傑作長編サスペンス。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。心の限界に挑む医学サスペンス。

登録情報

  • 単行本: 376ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/12/6)
  • ISBN-10: 4103031719
  • ISBN-13: 978-4103031710
  • 発売日: 2006/12/6
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (94件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 98,053位 (本のベストセラーを見る)
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54 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 緊迫の医療サスペンス, 2007/1/23
By 
ヤキソバ (奈良県) - レビューをすべて見る
(殿堂入りレビュアー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 使命と魂のリミット (単行本)
凄まじい緊張感に、手に汗を握る。

特に、終盤の、緊迫した場面は、著者ならではだ。

当初、本書のタイトルは、何を意味するのか、釈然としなかった。

しかし、読み進むとともに分かって来るが、最後は「使命」について、考えさせられる。

警官の使命、医師の使命、、、そして我々自身の使命についても。

現在の手術は、電気とは切り離しては、考えられない。

電気メス、心電図モニター、レスピレーター、人工心肺装置などなど。

ここに着目され、さらに、いくつかの人間模様がからめられ、大変面白い内容となっている。

ところで、別の患者のレスピレーターを動かすために、通電を要請される下りがある。

病院では、停電用バックアップ電源に加えて、レスピレーターそのものも、バッテリーを搭載している。

このバッテリー駆動時間は有限ではあるが、電源が尽きた場合は、手動でエアバックを操作する事が出来る。

私は、勤務医であるが、長時間の停電のため、手動でエアバックを操作し続けた経験が1〜2度ある。

この部分に少し違和感を感じたが、物語の本質とは別の問題だ。

しかし、電気が使えない状態で、あらゆる工夫が行われ、最大限の努力がなされた。

これこそ医師の使命だと感じる。

使命とは、与えられた(限られた)条件下で、最大の努力を行う事だとも言える。

病院の外でも、それぞれの使命を、この様に解釈する事も出来る。

著者もまた、作家という使命を全うしている。
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20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 使命は魂を超えられるか?, 2007/2/19
By 
夢追い虫 - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 使命と魂のリミット (単行本)
作品の大きなテーマは「使命」。

人間は誰しもその人しか果たせない使命というものを持っている。
それを全うすることが「かっこいい生き方」である。

そして使命を放棄することは、
今まで生きてきた意味を失うことでもある。

しかし人間は完ぺきではない。
人としての感情(魂)が、使命を全うすることを拒むこともある。
そんな葛藤を打ち破って使命に突き進む人々は美しく輝いていた。

特に同じ女性として、
看護師の望がここまでの強さを見せたことには
自分の「使命」を知っている人間の強さを感じました。

期待していた大どんでん返しがなかった分、若干物足りない。
絶対何か秘密や裏がありそうなアヤシイ人物に
結局何もなかったことで肩透かしをくらった感じ。

しかしそうでなければ、この作品の主題はなりたたない。
彼に少しでも疑いを持ってしまった私や夕紀は
人としてまだ未熟だったということだと思う。

読後感はサイコーに良かった。
自分の使命はなんなのだろう?読者一人一人が問うことになるでしょう。
ミステリーではなく、人間ドラマとして読みたい作品。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 広げた風呂敷は必ず畳む, 2010/9/27
とにかく様々な伏線が確実に絡み合って行き、最後はちゃんと収束する。
並行して起こる事が必ず意味を持って結末に進んで行く。

著者の伏線の多さと張り方は、ミステリー作家としての使命を果たしていると言えよう。
そして必ず存在する、読者に対するメッセージ性、裏テーマ。

某有名賞に何回か落選する中で、着実にその腕に磨きをかけているように思う。
うまい。
しかも、一定のテーマにこだわらず、絶えず新しい題材、テーマに挑戦し続ける様は、
正に作家としての使命に突き動かされているようだ。

ミステリー小説という媒体で社会や他と係り合い続ける覚悟が伝わってくる。

父を殺したのかもしれない上司、その上司と結ばれようとしている母、恋人を殺されたと思い恨みを持つ男、
その男の深部に気付かずに幸せを感じるナース、命に関わる重大な局面で医師を信じて前向きな老婆、
その老婆を厄介に感じている家族、などなど、登場人物が皆何かを抱える中でキャラクターが明快に描かれている。

それらの広げた風呂敷がちゃんと畳み終えられている。
著者の力量と才能を感じずにはいられない。
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