会社を経営しようとするときに経営者が悩むこと。(1)収益を徹底して追及するか?(2)お客様の喜びを最大限追求するか?
徹底して収益を追求すると、結果的には、必要最低限の要件が満たされた商品をお客様に提供することになり、顧客満足は地に落ちる。
他方で、お客様の喜ぶような商品やサービスを徹底して追及していったために、コストが掛かりすぎて、結局、大赤字になってしまう。
二律背反する概念である。こういった対立する概念を発展的に、超克することを弁証法的には止揚(アウフヘーベン)と言う。この概念について、大変わかりやすく書いてあるのが、本書である。ヘーゲルの大論理学などを読もうとすると、挫折してしまうだろうが、本書であればすぐ読める。また、実生活でも応用できる事例が書かれている。参考になる本である。お勧めする。