【著者プロフィール】大塚北口診療所/うめざわ・みつる
1983年、慈恵医大卒業、同大大学院入学、同大学病院第二外科入局。
87年、大学院修了、医学博士号取得。同年、ノースウェスタン大学外科留学、
89年、帰国後、町田市民病院外科勤務開始。2002年、免疫治療クリニック勤務、
近畿大学腫瘍免疫研究所非常勤講師。03年、両職退職。町田胃腸病院を経て現在、
大塚北口診療所(JR山手線・大塚)を拠点に治療にあたる。日本癌治療学会会員、
日本癌学会会員。ブログ「現在のガン治療の功罪」は5年以上、ほぼ毎日更新中。
【目次】
プロローグ 標準的治療で「標準的」に死なないために
第1章 「抗がん剤は効かない」は本当か
第2章 がんとがん治療
第3章 抗がん剤は使い方次第
第4章 ごく少量の抗がん剤治療の実績
某がんセンターの乳がん治療成績が語ること
【乳がん】実際の抗がん剤治療の成果
乳がん患者65名の全症例
乳がん死亡者27名の症例
乳がん現在治療継続中38名の症例
【肺がん】実際の抗がん剤治療の成果
肺がん患者60名の全症例
肺がん現在治療中18名の症例
肺がん死亡者・消息不明者42名の症例
【膵がん】実際の抗がん剤治療の成果
膵がん死亡者25名の症例
光明? 実験治療? 医者のお遊びか?
4・3ヵ月の延命と引きかえに地獄の拷問
【その他】実際の抗がん剤治療の成果
第5章 ごく少量の抗がん剤を使った患者さんの症例
症例1 子宮頸がん、肺転移の30歳代女性
症例2 乳がん、手術不能の40歳代女性
症例3 肺小細胞がんの50歳代男性
症例4 大腸がん、多発肝臓転移の40歳代女性
症例5 膀胱がん、切除不能の50歳代男性
症例6 乳がん再発、肝臓転移の40歳代女性
症例7 肺大細胞がんの40歳代男性
症例8 胃がん再発、肝転移の50歳代男性
エピローグ 苦しまずに幸せな闘病生活を送ってほしい
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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
がん患者必読の内容,
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レビュー対象商品: 使い方次第で抗がん剤は効く! (単行本)
現在、標準として一律に施される抗がん剤治療の実態を明らかにして、その対処法を、自身の経験に基づいて、明確に示している。抗がん剤の効果について、慶応大学の近藤医師が最近、著作を発表しているが、この本は、より実際の患者の立場にたって書かれており、非常に参考になった。がんを抱えて、治療法に悩んでいる方には、是非とも貰いたい一冊です。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
思想の表明,
By のらくろ (京都市伏見区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 使い方次第で抗がん剤は効く! (単行本)
具体的なデータに基づいた科学的な話は特に書かれていない。著者の思想を表明しているにすぎないとの評価が下されるだろう。話の筋は抗がん剤を体重から計算した量から投与するのではなく、副作用を重視して投与するべきとの思想が述べられた本。しかし、副作用は個人の感じ方の部分も大きく、何をもって「副作用がない」とするかについての具体的な基準については、なんの解説もない。この点が極めてあいまいにしか書かれていなため、けっきょく「よく分からない本」になっている。つまり、現実に治療について困難に直面し、どのような治療が良いかへの具体的な決断の判断材料にはしづらいだろう。また、乳がんと肺がんやすい臓がんで同様の思想が通用するのか?との疑問もある。医学的知識のない患者やその家族にはあまり役立たず、むしろ専門医こそが教科書的な延命の定義を臨床の上で再定義するためには馬鹿にせず読むべき本だろう。無論患者サイドでも読んでおくべき本だが、参考にできるためにはある程度の知識や経験が必要であり、その点内容はあまりまとまっているとは言えない。また現在中心的な治療になりつつある「術前化学療法を受けるべきか?」については何の言及もなく、「抗がん剤治療」は告知時から検討される時代、一般向けとしては極めて不親切な本であると思う。 しかし、それでも「医学的に答えのない問題については、最終的には医師の思想に患者が共感するか否かである。」ことから、ひとつの思想としては非常に意義があるし、特に乳がんや大腸がんでは「よむべき本」かもしれない。
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