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本書は、そんな著者が思い切り才筆をふるってものした一冊です。全3部構成になっており、第1部は自分が作曲家になるまでを子供の頃から現在まで振り返った回想、第2部はオーケストラ曲、ピアノ曲、オペラ、合唱曲など、さまざまなジャンルの名曲が誕生するまでの秘密、第3部は「あなたも作曲ができる」として、作曲術の基本中の基本を説明しています。
以前から「音楽家はサービス業」と公言している著者だけあって、第1部からあちこちに面白いエピソードや逸話がたくさん盛り込まれ、読んでいるうちに何度もつい声に出して笑ってしまいます。また、病気がちだった子供時代や、偉い人のいじめなどに悩まされた若い頃の思い出についても、決して暗い感情をあらわにせず、冗談交じりに記しているのも好ましいと思います。
第3部では、「もしあなたが同僚の結婚式でお祝いの曲作りを頼まれたら」という設定で作曲のベーシックな方法を解説していきますが、これも画期的で、軽妙な文章を楽しみながら自分でも曲が作れるような気がしてきます。
狭い意味でのクラシックファンだけでなく、少しでも音楽に興味がある人、音楽について読みたいけれども何を読んだらいいのかわからない人にぜひお勧めしたい本です。
業界の人間関係や嫌がらせなどの話も、かなりリアルに書いているように思われるが
青島さんの文章に陰湿な暗さは感じない。
第一部が「作曲家になるには」、第二部が「音楽についての薀蓄」
第三部が「実際に、曲を作ってみよう」という構成。
第二部は控え目だが、基本的に全編、かなり笑える。
作曲家は「受け口が多い」、「私も含めて容貌怪異」とか、
自分の曲を改竄されて「我は征夷大将軍なるぞ」と叫ぶシーンを勝手に入れられたとか、
読んでいる間、何度も爆笑した。
是非、オススメ。
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