本のタイトルになっている「口福」という言葉は造語かなと勝手に思っていたのですが、「おいしいものを食べた時の幸せ・口の幸い」を表す中国語だそうです。
20人の作家さんがそれぞれ食に関する4つの短編を載せており、空いた時間にちょろっとずつ読むのに適した本のように思います。ただ形式がエッセイということもあり、上手な作家さんとそうでない方の差がはっきり出ているようにも感じました。
作家さんという職業柄もあってか、一般の人はここまで「食」について考えてないだろ!(笑)というくらい、熱い想いや自身の食生活スタイルを語ってくれます。読み終わると、載ってた料理いつか食べてみたいなとか、あんな風に毎日の食事を考えてたら楽しいだろうな、などなんとなく作家さんの口福を分けてもらえたような気がします。
個人的には、恩田陸さん・山本文緒さん・森絵都さん・江國香織さん・道尾秀介さんのお話が面白かったです。