PICを初めて手にするにあたり、実際にターゲット・ボードを作ってPICを動かしながら機能を確認していく構成になっているので本書を選びましたが、期待通りの本でした。ソフトウェアの開発環境(MPLAB IDE)、PICプログラマ(AKI−PICプログラマ)を用意したうえで、ターゲット・ボードを作り、PICの機能を一通り紹介する、という広範囲な話題がとてもよくまとめられています。2008年発行なので、その後にアップデートされたソフトウェアの記述に関して若干異なる部分もありますが、それ以外の記述は正確で、悩まされるところはほとんどありませんでした。また、CQ出版のサイトからサンプルプログラムをダウンロードできるのも助かります。
全部読んでサンプルプログラムをすべて動かした後で、もう一度最初から読みなおすと、重要なポイントがきっちりと押さえられていることに改めて気が付きます。
ただ、これだけ豊富な内容を341ページに押し込めてあるので、初学者には少し難しいかもしれません。ある程度デジタル回路、マイコンを扱ったことはあるが、PICは初めてという読者にお勧めです。