どんなにお洒落をしても上品さには勝てないものであり、そこには余裕や余剰ではなく「余韻」があるという。そういった余韻の美しい事例と、それが感じられない事例を紹介しています。美しい事例を美しいと感じるより、そうでない事例に対し「確かに醜い」と同感している自分自身には「余韻」が不足しているのかもしれません。
著者は1950年生まれということで、私とほぼ同世代。ご自身やご家族の経験された紆余曲折を紹介しながら、結婚や離婚、草食系男子の見極め、ブランド品にまで言及しています。で、その根底にあるのは「余韻」です。
私自身が若い頃にこの本を読んでもしっくり来なかったかもしれませんが、今ならなるほどと感じることがたくさん紹介されています。
蛇足:このように違和感のない丁寧な言葉遣いで書かれた本も久しぶりでした。