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余話として
 
 

余話として [単行本]

司馬 遼太郎
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

坂本竜馬の恋人で千葉道場の娘・さな子は晩年、炙の療治を生業としていた…など、小説で書き残したかずかずの話を歴史小説の大家が語る滋味あふれるエッセイ集
--このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 233ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1975/01)
  • ISBN-10: 4163335102
  • ISBN-13: 978-4163335100
  • 発売日: 1975/01
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 624,418位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
数ある著者による短編集の中でこの本を選んだかというと、
一遍「ある会津人のこと」が秀逸であるからです。
詳しい話は実際に手にとって見ていただきたいのですが、
明治維新前風雲急を告げる京都で、戊辰戦争 悲劇の会津で、
明治後の小泉八雲在籍時の熊本5高で、
記録に見え隠れする会津藩 秋月悌次郎と
その人となりのお話です。
この話を読むと、時代・環境にミスマッチの中 努力する
数々の世の人々のせつなさを感じます。
このような読後感を覚えるのは私が日本人だからでしょうか?
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
司馬氏自ら、「無駄ばなし」ないしは「とくに親しい友人にだけ話してしまえばそれでおしまいといったような感じのもの」(いずれも236頁)、「醸造で譬えれば、酒になる前のもろみか、それとも酒であることから取り残された粕のようなもの」(237頁)と評した小編を集めた歴史エッセー集。確かに小粒なものが多く、全体としては若干食い足りなかったが、『太平記』を「文学書である以前に、歴史をもっともつよくうごかした戦慄的な書物」(198頁)であるとした「太平記とその影響」や誰にも絶対的専制権を有せしめないという藤原氏に始まる権力の二重構造(装置)を分析した「日本的権力について」の2篇は、日本史の観方について得るところの多い名篇であると思う。

「幕末の志士たちの心情も思想も行動もことごとくみずから(楠)正成になるということから発起されたものであったし、それをうけ容れる庶民の側にもそういう素地があったということがいえる」(187頁)。
「南宋はほろんで、そのおびただしい議論と学説(=大義名分論・正閏論・尊皇攘夷論)だけがのこされた。それらが、東シナ海の季節風に乗って日本に伝来した。日本がこのために、南北朝時代という、日本史上最初のイデオロギー時代を迎える」(190頁)。
「ついに桂内閣は屈し、天皇の系譜から北朝数代の天皇を天皇の籍から抹殺し、明治天皇をもって第百二十一代の天皇とすることを公表した」(197頁)。
「その「南朝正統論」を最初にかかげたのは、後醍醐帝の側近だった北畠親房の「神皇正統記」をのぞけば、この「太平記」が最初なのである」(198頁)。

それにしても、西郷隆盛の名前が本来は「隆永」であった(92頁)というのを、私は本書で初めて知った。(「隆盛」は父親である吉兵衛の名乗りであるとのこと。)
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形式:文庫
本書は司馬遼太郎による短めのエッセイ集で、時代や国などは様々。

そのため、色んな内容が楽しめるという反面、「街道を行く」などに見られる
司馬氏特有の濃密さは感じられず、個人的にはちょっと食い足りない感じを
おぼえた。

ただし、歴史小説で取り上げにくい類のテーマや人物が司馬遼太郎のフィルタを
通して語られるので、歴史好きや司馬遼太郎ファンが失望するような内容ではない
のでご安心を。
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