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余白の愛 (中公文庫)
 
 

余白の愛 (中公文庫) [文庫]

小川 洋子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

耳を病んだわたしの前にある日現れた速記者Y。その特別な指に惹かれたわたしが彼に求めたものは…。記憶の世界と現実の危ういはざまを行き来する。幻想的でロマンティックな長篇。瑞々しさと完成された美をあわせ持つ初期の傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小川 洋子
1962年、岡山市に生まれる。早稲田大学第一文学部卒。医大秘書室に勤め86年、退職。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により第七回海燕新人文学賞を、91年、「妊娠カレンダー」により第一〇四回芥川賞を受賞。2004年、ベストセラーとなった『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 234ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2004/06)
  • ISBN-10: 4122043794
  • ISBN-13: 978-4122043794
  • 発売日: 2004/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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By ふろ
形式:文庫
文庫の表紙の絵は内容とよく似合っている。
雨が降るように静かで、青空を包んだ曇り空のように、
落ち着いた穏やかな物語。

耳を病み、恐らく心をも病んでいる主人公は
一度自分から離れてしまったものは
もう二度と戻らないのではないかという不安を抱えている。
それは例えば声のように、去っていってしまった夫のように。
突発性難聴の耳は音を判断することができず、
心はまた現実と記憶とを区別できない。

不安定な彼女を支えるのはYと甥のヒロ。
二人は架け橋となり、食事をしたり話を聞いたり手を引いたりして、
明るい方へ彼女を導く。
たまに立ち止まったり、記憶の奥に戻ってしまったりしてもいい。
世界へ出るということは強さではない。
尊重、肯定の心なのだ。
全てを受け入れられる安心感と現実の明るさ、
しかもそれは本人の内から出すことができる、と
言われているように思う。

作者はYのように世界をくっきりと文字としており、
どのシーンも映像が浮かぶ。
冬の光のような、鈍いが確かに明るい余韻を残す。

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
幻想と現実 2005/5/14
形式:文庫
 入り混じる幻想と現実。作品の雰囲気は同著者の「冷めない紅茶」に似ていた。違う点は読み終えて全ての謎が解決する所か。
 小川洋子の作品としては「博士の愛した数式」と同じくらいわかりやすい話であり、個人的には非常に助かった。このような作品を読まないと「私は小川洋子の作品をまったく理解できないのか?」と自己嫌悪に陥ってしまう。
 それでも私は小川洋子の作り出す冷たく、綺麗で、幻想的な世界が好きなのだけれど...
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
余白の愛 2010/10/17
By xx
形式:文庫
耳は音を聞き取るというだけでなく、人間の思考においてとても大切な役割を担っていると思う。
耳がおかしくなったということが、幻想と現実の境をあいまいにしてしまうという状況が、あり得る気がした。
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投稿日: 2005/6/12 投稿者: RaaKiiK
感情移入がしにくい物語
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投稿日: 2004/10/28 投稿者: moripu
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... 続きを読む
投稿日: 2004/10/15
知的な男について
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投稿日: 2004/7/8 投稿者: kaz-sato
ステキな職業
ワタシは速記士ではありませんが、速記の学校に通っていました。ちなみに夫は速記士です。この本を人に借りて読んだとき、ちょうど専門学生で、速記文字を追ってばかりの煩わ... 続きを読む
投稿日: 2002/6/28 投稿者: ぱぴこ
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