この話はTVで見ました。ドキュメンタリーですので、乳がんにかかってしまった方とその父親や彼女の恋人など周りの人々の接し方など、いろんな角度から放送されたのを覚えてます。
当時は乳がんの恐ろしさやかかってしまった方のつらさなどが非常に生々しく出ていました。20代の若さでこうした病気と闘わなければならない彼女を見て涙が止まりませんでした。
私もある病気を患っていたので病気と闘うつらさがわかりますが、自分が20代の時は実にのんきに生きていたことを思って、この当人のつらさは計り知れないものだったんだと当時は思ったものです。
TV放送のドキュメントドラマの終わりの方では亡くなった彼女の父親と恋人が、その後もずっと忘れずに会っていることが放送されたのを覚えてます。
この映画を作るにあたって彼らの亡くなった家族の思いを考えているのでしょうか?こうした映画の繰り返しが愛する人を亡くした家族にとって何か益になるのでしょうか。・・・
普通は自分たちの個人的なことにカメラを入れることさえ嫌がる人が多いのではないのでしょうか?
TV放送されただけでも家族の人にはつらい気持ちがあったことはあるはずです。それでも当時の状況を多くの人に役に立てることが出来るならと思ったかもしれません。
ただドキュメンタリードラマが話題になったとして、それを映画化することは関係者にとってうれしいことなのでしょうか?もちろん許可は取っているとは思いますが、こうした映画は当事者の家族に益を与えるものではないような気がしました。
この話が映画化されたことを知った時、正直「もういいでしょう」・・・と思ったり「なぜ映画化したの」って問いたくなりました。
乳がんの恐ろしさや病気の恐ろしさや愛情を訴える仕方は他にもたくさんあるはずだと思っているので、自分はこの映画を高く評価できませんでした