「ナンシーの新刊を読みたい」という、もはや本能と化した欲望を断ち切られてから数年。
人生の楽しみをひとつ奪われて、クサす気持ちになる。
たぶん読んでいるはずの「根拠」が文庫になっていたので、購入してみる。
ほぼ15年前の、映画やメディアを切るナンシー。
そのなかで、岡村靖幸に関するところが際立っていた。こんなだったかしら。
岡村のライブにまで行ったというナンシー。「御心のままについていく」とまでいうナンシー。そうだったのかあ。しかし、「何で僕を笑うの」という気持ちを忘れて欲しくない、と言う。やっぱりナンシーははずさない。どこまでも「観察者」の視線を失わない。岡村を半分笑いものにして、半分乗ってやろうじゃないの、というナンシーの姿勢にいたく感心。
及川光博についてならどう書くのか聞いてみたいところだ。