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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
色々な意味で考えさせられる本,
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レビュー対象商品: 何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす (新潮文庫) (文庫)
大手出版社でのサラリーマン生活,会社役員を経て,多額の退職金と貯蓄を手にして52歳で日本を離れ, 島のほぼ全土を買った筆者の作品。 本書には,私たち物質社会の住民が原始社会で暮らすことの問題点が多数散りばめられている。 例えば,島民ほぼ2パターンの食事しか食べない。当然いずれも簡素だ。 筆者は毎日三食すべてを島民に作らせる。勿論毎日違うメニュー,一度に出される料理も豊富だ。 島で健やかに育った島一番の美女にこの仕事をさせていたところ, ほどなくしてこの美女が「私は日本人と結婚したい」と言いだし, 大きな島に移り住んだというエピソードも紹介されている。 彼女にとって筆者との出会いが幸せだったのか,それは誰にも分からない。 退職後,南国の小さな島で穏やかに暮らしたい…そんな夢を持つ人は少なくないはず。私もその一人だった。 そんな人には是非本書を読んでいただきたい。 本書を読んで何を考えるかは,読み手の感性に委ねられている。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
一見ほのぼのとしたようにも感じるが・・・,
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レビュー対象商品: 何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす (新潮文庫) (文庫)
南の島でのんびり暮らしたい。誰でも考えたことがあるのではないだろうか。 それを実行に移したことがまず一歩。 常人ならコテージなどを借りたりしてすごすのだろう。 しかしまるごと島を「買う」のはどうなんだろうかと。 原住民とのやり取りは、一見ほのぼのとしているようにも感じるのだが、リアルな支配の過程、ジョージオーウェルの動物農場を読んでいるような気分にさせられた。 筆者は会社での出世争いなどに疲れた、と書いていたが場所を変えて支配者としての愉悦を味わっているようにも思える。 筆者の移住により文明の汚染は始まってしまった。 日本人も訪れるようになり、異文化を知ることは現地の人には不幸にもなってしまうのではないか。 もし他の人が島を買えば、今の住人はどこかに追い出されていたかもしれないし、それは不幸だったのかもしれないが、なにか釈然としないものを感じる。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人生ずっとチャレンジ。,
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レビュー対象商品: 何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす (新潮文庫) (文庫)
退職金で南の島を買い、移住する、というと、欧米式の「ハッピーリタイヤ」ということが頭に浮かぶ。しかし、別に家を買ったわけではなく、著者が買ったの は、「島」である。それも住民のいる。優雅な生活、という訳にはすぐにはいかない、住民との共生、ルール作り、資金面、法律面での苦労なども書かれている。 ただ、そこに描かれているのは、豊かな自然の中での、ひと時の静かな時間の優雅さ、住民との共生を通じての、豊かな時間。 単なるリゾートの話ではない。人生のチャレンジと、そこから出てきた、苦労と豊かさのお話。ずっと挑戦する著者の人生が「豊かなもの」のように思えた
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