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何もかも変わるとしても

斉藤由貴 CD
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • CD (2011/2/14)
  • ディスク枚数: 1
  • レーベル: femme fatale
  • ASIN: B004GQ67G0
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 26,272位 (音楽のベストセラーを見る)
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1. 予感
2. のらねこ
3. 遠出したいな
4. うた
5. Dream
6. おうちでかくれんぼ
7. Dearest
8. 樹
9. 手をつなごう
10. 折り合いはつかない
11. 永遠のひと
12. Que Sera, Sera (whatever will be will be)

商品の説明

内容紹介

デビュー25周年を迎えた斉藤由貴が本格的音楽活動を再開しました。
実に17年ぶりの新作アルバムです。
斉藤由貴自らの作詞(6曲)による母から子へのメッセージを中心に創られた癒しの一枚です。

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形式:CD
2007年初頭にはアニメのテーマソングとして久々の新曲「風の向こう」が発売され、その年の暮れには過去の名曲4曲をセルフカバーしたミニアルバム「悲しみよこんにちは」が。そして2008年にはそのフルアルバム版ともいえる「VINTAGE BEST」という素晴らしい内容のベスト盤が発売された。また2009年にはオリジナルアルバムの最新リマスター盤が紙ジャケットで再発売された上、20歳の誕生日に行われたライブを収録した「Poetic LIVE」もリリース。また昨年は2003年に一度発売されていた豊富なボーナストラック入りのボックスセットも上下巻とも限定復刻発売された。そういう意味では17年ぶりとなる今回のオリジナルアルバムは、斉藤由貴デビュー25周年へ向けての様々な助走を経て、満を持してリリースされたと言える。

彼女を以前からディレクションしてきた長岡氏によると、「斉藤由貴デビュー25周年」の企画に、彼女に昔から関わっているスタッフを集めて新しいレコードを作りたかったとか…。その理由は「30年記念では欠けてしまうスタッフが出てくる可能性が高くなる」からだそうだ。だからこそ、このアルバムは気心の知れた彼女のスタッフや仲間達が彼女の25周年を同窓会のような気分で楽しく盛り上げようと、みんなで力を合わせて作り上げたであろう、そんなリラックスした雰囲気が伝わってくる。

斉藤由貴のアルバムは以前から彼女の自作の作詞曲が多く収録されていて、「ripple」「MOON」「LOVE」のように全てが自作のアルバムもある。そして彼女の詞は、その時々の彼女自身の等身大の姿が常に反映されてきた。というわけでこの新作で見られる彼女の姿は「母」だ。それゆえこのアルバムでは、男女の愛だの恋だのについては歌われていない。母親の彼女が子供たちに向けて歌っている曲=ライフソングが大半を占めている。「LOVE」や「moi」の時代の斉藤由貴は既に過去形となってしまったのだ。昔好きだった女性に久々に再会するとすっかりお母さんになって、とても幸せそうで…。考えてみたら自分も歳をとったのだなと気づくわけで…。そんな風な複雑な気持ちにさせられたアルバムだった。

静かなアコースティックピアノのイントロのあと、少しハスキーな彼女の声がかぶさってくると、懐かしいような、心安らかな気持ちにさせられます。それにしてもこのアルバムでのライフソング傾向は槇原敬之と通じるものを感じる。「手をつなごう」とか槇原敬之がそのまま歌っても絶対はまると思う。
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形式:CD
 そもそも、谷山浩子や崎谷健次郎といった、つまり職業ソングライターではなくソロ・アーティストのひと達が斉藤由貴に多数の楽曲を提供したのは、ギャラが出るお仕事というだけではなく、やはり彼女の資質に共感するものがあったからなのだろう。単にアイドル上がりの歌が上手な人というだけではとても辿り着けない表現の場所にかつて彼女はいた。しかし17年前の“前作”である『moi』が洋楽のカヴァーを含む非常に趣味的な作品だったし、その後の単発のシングルも企画色の強いものだったため、この新作は期待半分不安半分で聴き始めた。1曲目がセルフ・カヴァー「予感」だというのも不安の一因で、正直この曲は無くても良かったかと思う。しかし2曲目以降は素晴らしい出来で、傑作『MOON』('90)、『LOVE』('91)の凛としたまなざしと直結した世界である。巧みなだけの歌手が歌ってもキレイゴトに聴こえてしまう言葉に命を吹き込む真っ直ぐ伸びた背中と、笑顔を誘う柔らかな歌心の見事なバランス。3曲目で泣きました。

 と、書いておいて矛盾するようだけど……“母と子”という設定が多用されているとか、明確な恋愛の歌があまり無いとかいったことが、彼女の今の生活の反映、のように受け取られてしまうことはやはりあるだろうが、私はそのへんはたいして重要ではないと思う。楽曲とは歌うための器にすぎないし、音楽作品とはそんなに狭量なものではない。歌詞を触媒として歌声に注ぎ込まれた熱量、それをこそ聴いて欲しい。

 因みにタイトルは「永遠のひと」からの引用で、こういう長めの文章のようなアルバム・タイトルは斉藤由貴史上初。“久々の”新作アルバムであるという点も含めて(ブランクの間に商業音楽を取り巻く状況は色々変わったけれど、みたいな意味合いで)、本作を的確に言い表していると思う。

 ただ……ラストのドリス・デイのカヴァー「Que Sera,Sera」(英詞のまま)でいきなり“趣味の時間”になっちゃってるんだよねえ。これはアンコールのようなもので、本編のテンションが高過ぎるからリラックスして閉幕、ということかなあ。確かにアルバムのテーマに通じるナンバーではあるし、悪くない気もするけど、ちょっと判断に迷うところだ。
 
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ANY トップ1000レビュアー
形式:CD
セルフカバー「予感」で始まる17年振りのアルバムは彼女いわく思いがけない結果だったそうで、紛れもなく「今の斉藤由貴」が詰まってる。家族があって、毎日の日常があって…。そんな風景を描いた作品が多い。「予感」が入ってることでアイドル時代の彼女ともリンクしている、パーソナルでありながら誰もが共感出来るかと。アルバムと連動したライブも素晴らしく、ライブに較べると声が若干出てない気もしないでもないが、それも今の斉藤由貴なのでは?
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