登録情報
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1地方公共団体や、出版とは無関係な法人が主宰する新人賞は、仮に名のとおった小説家が選考委員になっていたとしても、受賞経験が小説家のキャリアとしてはカウントされない。
2自分のデビューしたいジャンル以外の本を意識して幅広く読むこと。
3「コピー劣化」の法則と言うのがあり、手本にした作品を越える事はできない。
第二は、受賞後の編集者とのつき合い方、同業者組合に入るべきか、税金はどう処理するかなど生活者としての小説家について細かく書かれている。
第三は、転職して作家になろうかと思っている人のためのアドバイスが豊富にある。脱サラして小説家になるなら、サラリーマンのあいだにクレジットカードは入るだけ入っておけ、奥さんに働かせるなら家事はしっかりやれ、などなど。著者は、タイトーというテレビゲームの会社の営業をしていたが、上司と折りあり悪く脱サラを決意、宅建と行政書士の資格取得と小説執筆を並行してこなし、資格がとれたので1年後に会社を辞めたのが27歳。ところが、賞に落選し続け、小説のスクールに通うなどして結局デビューをしたのが31歳。だからと思うが、「デビューするまでは(してからも)、決して会社をやめてはいけません」とアドバイスをしている。
文章はテンポが良く、ユーモアたっぷりで一気に読める。
この企画に対し、当初著者が思いついた題名は
「稿料格安締切厳守 作家のなりかた なってから」だったそうです。
実際の内容は、この当初案のほうが正しく表しているという印象を受けました。
一章・二章が「なってから」(小説家と担当者のやりとり・どんな生活か等)
三章が「なりかた」(新人賞の選び方等。取って当たり前とか書いてある……)
になります。
一・二章で全体の2/3を占めており、どちらかというと「なってから」が
メインだと思いました。
真剣に小説家を目指している人の参考になるのはもちろんのこと、
小説家というよくワカらない生き物に関心がある人の読み物としても
おもしろい一冊です。
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