◎公立小学校で手に負えないと判断された問題児童を再生させる特別学級の知られざる内実と、アメリカ社会の病理を、同学級の教師を務めた著者がルポ。
◎「全米Opportunity Schoolの報告によれば、75パーセントの子が、
この再生教育でベターライフを手にしている」(本文より)
【内容紹介】
本書の舞台は「Opportunity School」と呼ばれる特別学級だ。Opportunityとは、「機会」や「チャンス」の意で、公立小学校で手に負えないと判断された児童を再生させるプログラムだ。そこに送り込まれるのは「担任教師を殺そうとした」「虐めっ子に銃を向けた」「ギャングの兄に麻薬の売人を強要された」「同居する叔父に性的虐待を受けた」「同性愛者の高校生にレイプされた」「両親とも刑務所に服役中」などの児童だ。「Opportunity School」の教師は、彼らにどのように接するのか? こういった仕組みが子供たちの立ち直りに有効なのか? そもそも何が悲惨な状況を生み出しているのか? 自ら同校の教壇に立った著者による、白熱のルポ。
【著者紹介】
林壮一(はやしそういち)
一九六九年埼玉県生まれ。東京経済大学卒。大学時代にボクシングジムに所属し、ジュニアライト級でプロテストに合格するも、左肘に怪我を負いプロボクサーを断念。週刊誌の記者を経てノンフィクションライターとなる。九六年渡米。二〇〇六年九月、一〇年の取材を重ね、黒人でワールドチャンピオンとなった五人のボクサーのその後を追った『マイノリティーの拳』(新潮社)を上梓。以来、弱者の目線から見た米国の姿を追い続ける。著書に『メジャーリーグ・オブ・ドリームズ』(アスコム)、『神様のリング』(講談社)、『アメリカ下層教育現場』『ドキュメント 底辺のアメリカ人』(以上、光文社新書)がある。
登録情報
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