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体験―ニッポン新宗教の体験談フォークロア
  

体験―ニッポン新宗教の体験談フォークロア (単行本)

リチャード・W. アンダーソン (著), Richard Walter Anderson (原著), 土岐 隆一郎 (翻訳), 藤堂 憶斗 (翻訳)
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

新たな信者を獲得するために、宗教の場で熱っぽく語られるさまざまな“体験”談。それぞれの“体験”がいつしか大文字の物語になってゆく、その過程と構造に着目する。アメリカ民俗学の手法を使って我が国の新宗教を分析した、日本研究の最新成果。


内容(「MARC」データベースより)

新たな信者を獲得するために、宗教の場で熱っぽく語られるさまざまな「体験」談。それぞれの体験がいつしか大文字の物語になってゆくその過程と構造をアメリカ民俗学の手法を使って分析した、日本研究の最新成果。*

登録情報

  • 単行本: 333ページ
  • 出版社: 現代書館 (1994/11)
  • ISBN-10: 4768466397
  • ISBN-13: 978-4768466391
  • 発売日: 1994/11
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 968,852位 (本のベストセラーを見る)

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    1098位 ─   > 人文・思想 > 宗教 > 新興宗教
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5つ星のうち 5.0 人生苦の人それぞれ, 2006/4/10
By ソコツ - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
翻訳にちょっと難がありますが、新宗教のユニークな研究書として、またアメリカの民俗学者による日本人論として、とてもおもしろい本です。基本的に、新宗教が主催する定例の会や教団の出版物にある、信者さんたちの「体験(談)」をいくつか紹介し、その構造と機能を分析している作品なのですが、この様々なストーリーが何より興味ぶかい。まあ、他人の「不幸」の諸相をじっくりと聴いていくような感じなのですが、わあ、何でこんな悲惨なんだろうな、と思いながら、「ふつう」の日本人が一定の距離をとりながらも興味津々な「宗教」の世界に、人がどうやって入信していくのかのリアルな過程がよくわかるようになっています。
文化的な均質性の度合が高いといわれる日本人(本書の原著1988年…。この前提はもはや妥当ではないか?)は案外、多面的な部分をもっているのだ、という主張が、三つの教団(善隣会・立正佼成会・崇教真光)における体験談の性質の相違を根拠になされます。たとえば人生上の危機というものが、善隣会では主に病気であるのに対して、佼成会では人間関係(男女差が強くでることに注目)、そして真光はやっかいごと全般、みたいです。あるいは不幸(不和)の原因として「先祖(死者)」が関与するか、という問題についても、善隣会では否定、佼成会では多少、真光では大きい、という差異があります。
つまり、一口に「不幸」とその理由(さらに解決方法)といっても、教団(教理)の方針からくる多様な価値観と視点によって、より個人の身体・精神的な事情に注目が集まったり、むしろより広い関係性に焦点があわされたりします。または、個人に内在する責任と反省を重視するのか、個人の外に悪の原因を求めるのか、教団がかわれば、ものの見方が全然ちがってくるらしい。人生、いろいろ。
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