DVDの歴史から構造まで幅広く、解説した”次世代”DVDの教科書である。
次世代DVDとタイトルにある通り、基本的には、HD DVDとブルーレイディスクとが対比して解説してある。数多くのスペックまで、記述されているが、全体的な流れとしてまとめ方が雑。しかし、うまく活用すれば、コンパクトな辞典として威力を発揮する。
出版時期の関係から、ブルーレイディスクとHD DVDが対等に扱われているが、この本の出版後、誰もが知る通り、東芝のHD DVD事業は、終焉を迎える。
HD DVDは、ブルーレイディスクに主役を譲ったため、書籍等では今後は深く取り扱われないであろう。そのため、本書はHD DVDを間近で見た生き証人となった感のある解説書だ。
ブルーレイディスクを深く知る上でも、ライバルのHD DVDは格好の題材である。今後、この手の本は出版しようにもできないため、非常に貴重である。