登録情報
|
|
あなたのご意見やご感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
並みの想像では決して及ばない,
By
レビュー対象商品: 体の贈り物 (新潮文庫) (文庫)
この本の内容を要約すると、こんな感じになる。「エイズ患者のホーム・ケアワーカーである<私>が見つめる、 彼らの最後の日々」。 訳者あとがきで柴田元幸氏も書いているが、上のような要約を見て、 要約を読めば、この本の中身は容易に想像がついてしまう、と思う。 しかし本書の内容を漠然と、そしてステレオタイプに想像したとき、 もう思い通りに動かせない体。食べものを受けつけなくなり、 <私>はドラマチックな物語、感動的な物語を語るのではない。
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いのちは贈り物。,
By
レビュー対象商品: 体の贈り物 (単行本)
静かな語り口。 ただ淡々と、事実を話しているだけなのに、人というものの掛け替えの無さが伝わってくる。 エイズ患者を世話するホームケア・ワーカー。 十一篇の短編は、それぞれが優しく胸に迫る。家族や愛情や希望などという、一見陳腐にも思える言葉が、まるで喉が乾いた時に飲むミネラルウォーターのように心にストレートに訴えかけて来る。 無味乾燥な毎日、ともすれば自分が何者か解らなく成る世の中に飽き飽きした人たちに、この物語は、生きていることは奇跡的なことかもしれないと教えてくれる。 十一個の宝石のような、素敵な本です。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
深く、強く、胸に刻まれる小説でした。,
By
レビュー対象商品: 体の贈り物 (新潮文庫) (文庫)
この作家の作品を読むのは初めてでしたが、正直、ここまで素晴らしいとは思っていませんでした。読み始めて最初のうちは、しんどさのほうが先に立ちましたが、頁をめくっていくに連れて、胸がいっぱいになったり強く心を揺さぶられたり。あ、いいなとか、面白いなといった読書体験とは違う次元の、心の底に深く深く響く感動を与えてくれた作品です。 11の話を収めた連作短編集。 余計な虚飾を一切省き、主人公の「私」と彼ら重症の患者との心の交流を淡々と綴っていく文章。しかしそこに、深い祈りの感情が満ちていて、それがまっすぐに読み手に伝わり、心に訴えかけるところ。その表現力、描写力が本当に素晴らしかった。 この世の中のいろんなものを愛おしそうに見つめている彼女。「君、僕がいなくなったら寂しい?」と問う彼。家族との素敵な思い出を語る彼女。残された生の時間はほんのわずかだと知っている彼らの言葉に耳を傾けているうちに、どうしようもなく切ない思いがこみ上げてきて堪らなくなりました。 今年、これまで読んできた小説のベスト・オブ・ベスト。
あなたのご意見やご感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|