佐藤流の緻密な理論的解説で大きく2つの戦形を紹介しています。
第1章は、▲76歩、△84歩、▲16歩、△34歩、▲15歩という形から始まります。
最終的に持久戦になれば1筋の位が大きいとみるコンセプトです。
これをゆるさずと後手が急戦を挑む変化の解説で浅川書房出版の鈴木8段の角換わり振り飛車と類似する
変化も出てきます。
2章は、この戦形の実戦例です。
3章は、▲76歩、△84歩、▲77角から始まる先手が穴熊を目指す角換わり振り飛車です。
基本は、向飛車になります。角がにらみ合ったままの駒組になりますが早めに居飛車が交換してくれば
77銀形で攻勢をとり角道を止めれば先手がのびのびと駒組みができるというコンセプトですが
是非は、わかりません。
4章は、この実戦例です。
いずれも先手の作戦ですが、後手が2手目に△84歩とついてくれることが前提の作戦なので
2手目の△34歩とつかれると3章の作戦は使えないことになりますし 1章の作戦は、後手が
居飛車党とわかっている場合は同じように進みますがそこら辺の多少の制限があります。
(どんな場合でも使えるわけではありません)
こういう角換わり振り飛車は、後手が自然でですが先手が目指せばこういう作戦があるという
解説書になっています。
変化の解説等は、佐藤さんの緻密な解説でアクロバティックな変化も堪能できます。