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最も参考になったカスタマーレビュー
77 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
真の意味の自己実現とは何か,
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レビュー対象商品: 佐藤可士和の超整理術 (単行本)
読んでみて、素直に人に勧めたくなった一冊。最初は、この著者に対して大いなる偏見があった。 つまり、自分の才能一つでのし上がった人特有の、自我の強さに満ちた人種なのではないか、という。 ところが、いざ読み始めてみれば、そのフランクで柔らかい語り口に、自然しぜんと引き込まれてしまった。 しかも、そこに書かれている内容は、なかなかのもの。 伊達に「気鋭のアートディレクター」を張っているわけではないな、と思わせられた。 書名に「超整理術」とあるのは、「単なる環境整備のことだけを言っているわけではない」という意味合いで「超」が付いている、と考えてよさそうだ。 「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」と三つに分け、大切なのはプライオリティーであり、視点の導入であり、思考の情報化である、と説かれている。 何より感心したのは、はっきりと語られていたわけではないが、この著者の考え方の奥にあると思われる、「自我を去ることが仕事の成功につながる」という思想。 もっと、「自分はこう表現したい」と強く押し出す形で成功してきた人なのかと思いきや、自分を表現することよりも、クライアントの求めるものを正しく汲み取り、それに寄り添う形で自らの才能を投入することにより、その仕事のあるべき姿が実現し、そこにあるべき成果が伴うに至る、といった哲学の持ち主であるように見受けられた。 真の意味の自己実現とは何かが端的に語られており、特に芸術系の道で身を立てようと志す人にとっては、非常に参考になりそうだ。 結局、「自分が、自分が」と思っているうちは大したものは生み出せず、自在に視点を変換させ、ある時は受け手の立場に立ち、ある時は受け手をも超え、俯瞰した立場で捉える、といったことが、価値のある何かを生み出すためには必要不可欠なのではないか。 そのようなことを改めて考えさせられた。
65 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
臨床医の立場から,
By ドクター "プララ" (東京都文京区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 佐藤可士和の超整理術 (単行本)
本書にいわゆるハウツーもののような整理の手練手管を期待してはいけません。その内容はアートディレクターという仕事の本質、根源に遡るものです。著者はこの仕事をドクターになぞらえ、”答えはいつも自分でなく、相手の中にある”、”それを整理するために相手の思いを整理することがすごく重要”と述べています。これはデザインというものを感性ではなく、論理で捕らえ、その過程を理路整然と表現すると言う態度であり、ご本人の意識どおり、ドクター(臨床医)の思考回路そのものであろうと思います。臨床の知恵と言うべき思考方法がこのように全く違う分野でおこなわれていることに一種の驚きと喝采を持って読みました。
36 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
レビューはもっともだけど,
By 良い物はいい、そうでないものはそれなりに (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 佐藤可士和の超整理術 (単行本)
たしかに、他の方のレビューはもっともではあるもののだからこそ素晴らしいと私は感じました。 芸術のような、思考回路を体感することで 読んだ人の中にも才能が芽生えるきっかけになる作品です。 論理思考のスキルを学んだけど、ただ小難しい人になっただけと言う人は多々いますが、 この本の伝える世界は、ロジックのクリアさと感受性のクリアさの 双方が持つパワーを教えてくれていると思います。 何かを学ぼうとするのではなく、 彼の思考と感性を体感するという視点で読むと とても役立つと思います。 私は興奮のあまり、もう10回以上読みました。
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